たかが抜け毛だからといって進行性の脱毛症であるAGAを何の手も打たずにいると症状はだんだん進行していきます。
ただ、症状が進行していたとしても、進行程度に見合った治療を提案しているので、間に合わないとは思わないことです。
けれども若年のうちに治療すればそれだけ相対的に良い効果が得られやすいと言われますし、気になり始めたら専門家に早めに診てもらうと良いでしょう。
男性型脱毛症(AGA)の治療には公的な医療保険が適用されず、治療にも長い時間を要するため、月単位、年単位と考えていけば患者の費用負担は軽いものではありません。
比較的身近な2種類の治療薬のうちプロペシアという錠剤は、後発医薬品が販売されていますから、先発薬に代えて使うと薬代を削減することができます。
以前から国外では海外製のジェネリック薬がいろいろ販売されていましたが、2015年から現在までの間に国内ではファイザーやサワイのフィナステリド錠が後発医薬品として販売されるようになり、扱っている薬局も増えています。
毎日、髪に使うものと言えば、くしやヘアブラシではないでしょうか。
ヘアケア製品の中でも、特に髪や頭皮に触れる機会が多い道具なので、髪の悩みがある場合は頭皮や毛髪に優しいものを選ん方が良いでしょう。
もし先端がとがっているものを使うと、頭皮に触れて傷がつく可能性がありますし、ナイロンブラシは静電気で毛髪が絡むので止めておきましょう。
値段は張りますが、100%天然素材のものの方が育毛においては最適だと言えるでしょう。
厚生労働省が許可している育毛用の治療薬は、現状では、ミノキシジルとプロペシアの2つです。
前者は外用薬で後者は内服薬として認可されています。
プロペシアとミノキシジル以外の薬を使うためには、海外輸入に頼ることになるでしょう。
外国語が堪能でなく自分一人で海外輸入するのが不安な場合には、これを代行してくれる会社に依頼すれば簡単に輸入できます。
でも、現状日本で認可されていないのですから、個人輸入の薬に関する副作用等は全部自分で責任を取る形になるのは当然でしょう。
グロースファクターは近年、毛髪再生に大きな効果を発揮する物質として、育毛剤に使われたり、直接頭皮に注入することで、毛髪再生の治療に使われたりするようになっています。
老若男女関係なく、薄毛改善に高い効果を示すことが周知されつつあります。
髪が薄くなってくる直接の要因として、再生因子そのものが不足しているという点に注目し、その不足した分を直接補おうというのが、この治療法の骨子となります。
大変画期的な治療法であり、また効果も高く、薄毛に悩む人にとっては期待したいところなのですが、ただし、薄毛が改善された状態を維持するために、治療の継続が必要となるため、費用が高くついてしまうというのが、この療法のデメリットと言えるでしょう。