最近、いろいろな育毛剤を目にするようになりましたが、そこにはエタノールが配合されるものもよくあります。
お酒に含まれることで有名なエタノールですが、効果には抗菌作用や頭皮に成分が届くのを助ける効果が得られると言われています。
その代わりに、エタノールが原因で肌に痒みや炎症などのトラブルが起きるケースもあるので、アレルギー体質の場合には使用しないことが賢明です。
薄毛や抜け毛の原因も色々ありますが、これらに悩んでいる人は、一度、ビオチンの欠乏を疑ってみてください。
ビタミンB7という名前も持っているビオチンは、水溶性ビタミンの一種とされます。
タンパク質の合成に関わり、アミノ酸の代謝を補助する働きを持つので、不足によって抜け毛が目立つようになり、白髪も増えるでしょう。
理由は、毛髪がタンパク質によって構成されているということ、更にそのタンパク質は、20種類以上のアミノ酸で構成されているからです。
ですから、タンパク質やアミノ酸の働きに、欠かすことのできないビオチンの欠乏は、髪の毛を構成する物質が不足するということですから、これは髪にとって大きなダメージです。
このように大事な栄養素であるビオチンですが、体内の腸内細菌叢で生成されることもあって、普通に生活している分には滅多に欠乏しません。
ただ、極端な偏食や、腸内細菌叢に異常があると欠乏することもあり得ますので思い当たることがあれば、食生活を変えてみたりしてください。
ビオチンは卵黄、レバー、豆類にから摂取できますし、サプリも売られています。
薄毛をなんとかしたいと思うなら一刻も早く禁煙してください。
有害物質がたばこにはとても多く含まれていて、髪の毛が伸びにくくなります。
血の巡りも悪くなってしまいますから、元気な髪の毛をつくるために必要な栄養素が頭皮までいかないという危険があります。
薄毛をなんとかしたい人は一刻も早く喫煙を止めたほうが良いでしょう。
生え際が段々後ろに下がってきてしまったら、AGAの検査を受けた方がいいです。
生え際や頭頂部の脱毛はAGAの典型的な特徴だといえます。
もちろん、生え際の抜け毛がひどくても絶対にAGAだとはいえないです。
でも、AGAだった場合には、育毛剤をどんなに使ったところで、ほとんど効果はないでしょうから、時間とお金が無駄になってしまいます。
早期に適切な治療を始めて、おでこが広くなってしまうのをくいとめるためにも、男性型脱毛症かそうでないのかを検査で調べてください。
いつものバスタイムも工夫次第で薄毛や抜け毛の進行といったAGAの状態改善に補助的ながらも役立ってくれます。
健康な髪を育てるには血流の改善は欠くことの出来ない要素ですから、シャワーだけの入浴よりもゆっくり湯船に浸かることをお薦めします。
その他、地肌や毛根付近の血行を促すよう、お湯に浸かったままで頸部や頭皮のマッサージを行うのも良いものです。