テストステロンという男性ホルモンの一つが作用することによって、男性は頑丈な骨格や強い筋肉を作ることでき、濃い髭や髪を生やすことも可能となります。
しかし、これと別の男性ホルモンが、過剰に分泌されてしまうことで、髪が抜けて薄毛に、また、更に進んで、成人男性に多いタイプの男性型脱毛症を起こすことになるでしょう。
そういう理由で、病院の薬や市販の育毛剤には、男性ホルモンの分泌を抑える作用を持つ成分が、加えらえれているものが多くあります。
先に述べたように、薄毛や脱毛の原因となる男性ホルモンは、テストステロンから変貌を遂げたDHT(ジヒドロテストステロン)であり、活性化すると、薄毛を進行させることが知られてきて、DHTを生成する働きを行なう酵素、5αリダクターゼを邪魔することが薄毛の根本的な対策としても、重要になるかもしれない部分です。
抜け毛を無視できなくなってくると、育毛剤にすがりたくなるかもしれません。
とはいえ、育毛剤の使用を決めただけでは、たくさんの種類があり育毛剤の違いが分からず、迷ってしまうでしょう。
人気のある商品の方が高い効果がありそうな気がしますが、それだけではなく口コミを参考にして自身に合う育毛剤を選べば間違いないでしょう。
乳製品にはタンパク質がたくさん含まれているので、現在育毛中の人にはぴったりの食品です。
チーズは中でもL−リジンと呼ばれる必須アミノ酸を含んでいて、育毛治療で多用される成分のミノキシジルの働きを向上させる特徴を持っています。
つまり、どんどん摂るべきとも言えます。
ただし、むやみに摂取してしまうと乳製品全般に入っているカゼインが他の栄養素の吸収の邪魔になるため、節度を持って摂取しましょう。
育毛のためには亜鉛という栄養素が必要不可欠となります。
亜鉛不足が薄毛をもたらすこともありますから、日頃の食生活において積極的に摂るようにしてください。
亜鉛は納豆や海苔、牛のモモ肉といった食材に含まれていますが、なかなか摂取することが難しければ、サプリで気軽に亜鉛を摂るということも挙げられます。
亜鉛も大事ですが、鉄分やビタミンE、タンパク質なども髪を守るためには非常に効果的な栄養素と言えます。
薄毛の原因として遺伝や体質など先天的なものを挙げられる方もいますが、生活時間の乱れや栄養不足などが肌質に影響し、抜け毛を誘発していることもあるようです。
習慣的なものなので気づきにくいので、改善しにくい原因となっているようです。
カロリーや食物繊維ばかりに気をとられて育毛に必要な栄養素の不足に気づかないでいると、毛髪のツヤやハリが失われるだけでなくフケが出る地肌トラブルや、抜け毛などの発生を防げません。
外食の多い方はもちろんですが、マーケットの惣菜などの出番が多い方は野菜の付け合わせがあっても少量だったりするので、注意が必要です。
スナック菓子ばかり食べたり、バランスの良い副菜をとらずにレトルト食品だけしかとらない方も要注意。
外食を断る必要まではないですが、自分でできる範囲の食習慣の改善はたいせつでしょう。
髪や地肌のための栄養をバランスよく摂取するようにしましょう。
だんだんと発毛サイクルの改善が見られていくと思いますよ。