ヒアルロン酸は保湿効果があることで有名ですが、顔などだけでなく、頭皮の保水力をアップさせる効果が大変期待されますから育毛剤に入っていることも多い物質です。
頭皮が適量の水分で満たされていることによって顔の皮膚と同様に、頭の皮膚、つまり、頭皮の角質もよくなって、充分に水分が髪にも行き渡ることに繋がるわけです。
その上、血行促進効果もヒアルロン酸は持っている事が研究結果から導き出されたのです。
このことから育毛に大変貢献する成分ということが分かります。
大変強い抗酸化作用を有するリコピンは、皮膚の老化や髪の毛が衰えるのを防いでくれますから、発毛や育毛に大変効果的といえるでしょう。
リコピンが多く含まれる食べ物はトマトです。
リコピン以外にもトマト中にはクエン酸やビタミンなどの髪の毛を育てたり肌をキレイにしたりする成分が多く含まれていますし、積極的に食べるようにすると良いですね。
また、リコピンは生で摂取するよりも熱を通した方が栄養成分が腸から体内に取り込まれやすくなります。
近年、その高い栄養価が注目されている「きな粉」ですが、これは大豆が原料です。
大豆に含まれているイソフラボンは、エストロゲンという女性ホルモンと似た化学構造を持っているため、摂取すると、薄毛や抜け毛を促進させる男性ホルモンを抑制して、育毛に繋がる作用があります。
もちろん、豆腐や納豆でもイソフラボンは摂取できますが、そのままの大豆が粉状になっているきな粉の場合、大豆製品の中でも特に栄養素を吸収しやすいという特徴を持っているため、イソフラボン摂取という目的ならば、最もふさわしい食品だと言えます。
牛乳や豆乳にスプーン一杯のきな粉を混ぜれば、味も良く簡単にできるので、ぜひ試してみてください。
ハーグ治療や育毛メソセラピーを始めとする直接頭皮に育毛成分を注射で送り込む方法をとって育毛治療を行うこともあります。
経口で薬を取り入れる場合よりも有効成分がストレートに頭皮に達することから、優れた治療法として知られています。
注射は医療行為に含まれるので、法律を遵守している育毛サロンでは取り扱っておらず、希望を持っている人は医師が在籍している病院に出向く必要があります。
抜け毛の原因の一つは運動不足だといわれていますので、適度な運動が育毛にはおすすめです。
あまりにハードすぎる運動だと、逆に抜け毛をひどくすることもありますから、ジョギング、ウォーキングあたりが、適当です。
運動に伴って血のめぐりがよくなって、頭皮へ栄養がより運ばれますし、ストレスの解消も期待できそうです。