育毛に関する情報は日々更新されており、今現在も育毛に効果がある成分がさまざまに見つかっています。
白薬子というエキスは毛母細胞を活性化しますし、血行不良を改善し髪の毛に栄養が届くようにするニンジンエキス、あるいは殺菌効果があり頭皮の環境改善に期待できるヒノキチオールといった成分があります。
もし医薬品や医薬部外品の育毛治療薬を使うのなら、製薬会社はその中に含まれる成分を全て記載する義務があるので、使用する前に把握することができます。
しかし、医薬品としてではなく、化粧品に分類される商品には成分を記載する必要はないという事になっています。
「抜け毛を防ぎ、地肌の調子を整える」というのが育毛剤のセオリーです。
発毛のための環境を整え、抜け毛抑制をするので、薄毛対して効果的に作用します。
しかし育毛効果のあるシャンプーや育毛剤を使っていても、効果があるのかどうかわからないと言って、早いうちに使用を中止してしまうケースもあるようです。
市販のシャンプーなどでは髪にツヤを与える成分が入っていたり、地肌を保湿する成分が入っているため、すぐに目に見える効果が得られますが、育毛剤の場合は表面的にすぐ効果が得られるということはありません。
地肌や毛の代謝機能に作用するのですから、使用する方の身体周期というものも考慮しなければならないでしょう。
したがって効果が短期間で現れるというものではありません。
1、2週間の使用ではなく、ダメージを受けた肌が回復するのと同じくらいの時間や発毛周期を考えると3〜4ヶ月。
少なくともそれくらい使用してから自分が望んだ効果が得られるのか、判断するべきでしょう。
短期間の使用でも地肌には効果があるかもしれませんが、せっかくですから、本来の効果が得られるまで続けてみてください。
それと、いままでのライフスタイルを見直すことも大事だと思います。
育毛グッズとしても帽子は役に立ちます。
かぶることで髪と頭皮は紫外線から保護されます。
春から夏の間、紫外線の強い時期に、紫外線対策を全く行わないでいると、秋にやってくる抜け毛の季節、暑さの落ち着いた頃になって、抜ける量がずいぶん増えてしまうでしょう。
紫外線のやわらぐ冬の時期も、低い気温のせいで頭皮の血管が縮小し、血行が悪くなってしまうため、寒い時期も、帽子の着用はおすすめです。
ただし、帽子の中で汗をかいてしまい、頭が蒸れてしまうのは避けたいところです。
できるだけ通気性に優れた素材や、形の帽子を選ぶようにし、室内では、脱いだ方が良いでしょう。
「これを食べると毛が生えてくる」といわれる食べ物には、昔から「海藻は毛に良い」といわれてきました。
毛髪のタンパク源となる大豆、色素などの元となる緑黄色野菜、青魚はDHA豊富で、血行を良くするといわれてきました。
血行をよくするという意味では、唐辛子も昔から育毛に効き目があるといわれてきました。
ただし、これらは食べ物なので、一度に多量に食べて効くものではありません。
栄養バランスを考えて、毎日いろいろなものを食べるように心がけてください。
栄養のバランスが崩れると、抜け毛も増えてしまったら大変です。
育毛促進の効果を期待できる漢方薬もあることはありますが、その効果があらわれてくるまでには時間がかかるでしょう。
人それぞれの体質に合うように専門家に処方してもらわなくてはならないということがありますし、その使用を毎月続けなければならないとなると、お金がかかるので負担も大きくなることになります。
副作用が少ないという利点があるとされていますが、多くの人は途中で服用を中止してしまったりもするので、少なくとも半年以上の服薬を継続するという覚悟で飲んでいただきたいと思います。