「他人からいい人に思われたい」という気持ちを完全に捨て切ることができるなら、わたしの心の重荷の3割は軽くなると思っている。以前ある映画でジョン・トラボルタが、他人からタバコの煙が迷惑だと言われたのに対し「オレは何ともない」と平然と言うシーンがあったが、あんな気持ちで世の中過ごせたらどんなに楽だろう。もっと人生を謳歌できるに違いない。もち、他人からの苦情、忠告は聞き、改めるべきは改めるべき。その後の行動に失敗が少なくなり楽になる。問題はわたしの場合、その時に「他人から軽蔑された、下に見られた」などという気持ちが出てしまうことなんだろうと思う。それが気持ちを落ち込ませる。
思えば「自分は失敗した、笑われた、恥ずかしい思いをした」などと自分が思っても、言った相手はとっくに忘れ去っていることなのだ。自分の例で考えてもそう。人は自分のことで精一杯なのだ。人は自分のことしか考えていないのが常なのだ。自分はそれほど相手に気に止められている存在ではないことを思い知っておくべきなのだ。
だから、これからは相手の評価を気にせず自然体で行こう。いま、そう思っている。