話題:今日見た夢

雪が降り頻る中、歩いていると向かっている先のガードレールに赤黒いズタズタな毛布のようなものが引っ掛かっていた。
車線を挟んだ丁度斜め向かいにあるそれを、目を凝らして良く見てみると人の皮だった。
かろうじて人間の一部と分かるそれが、遠目にもハッキリと良く見えた。
横断歩道を渡り車道を越えると、わざわざ気持ちの悪いものを間近で見る必要もないだろうと道を変える。

人通りの少ない道を歩いた。
道に沿って建ち並ぶ商店の前を、それぞれの店主達が雪を払うのに忙しなく動き回っている。
その邪魔にならないよう、歩道の端に寄ると何かが落ちているのに気付いた。
赤い塊にぶよぶよとした黄色い塊と黒い毛のようなものが絡み付いたそれの正体を確認する。良く見れば足元の雪が赤く滲んでいた。

ああ…成る程な。

全てに納得し理解するとちゃんと片付けろよ、と一人呟いた。
確かに事故は多く、片付けが雑になっていくのは分からないでもないが、こんな大きなものを残していくなんて職務怠慢にも程があるのではなかろうか。
染みのない道に逸れると、履いているブーツの底をまだ綺麗な雪の表面に擦り付けた。薄赤い足跡が幾つも重なる。

そうしている間にも雪はますます積もり、辺りをより白く染めると、あちらこちらに広がった赤い染みを塗り潰していった。




本当はもっと長ったらしい夢だったが、特に印象に強く残った部分を記録。
目的地があって其処に向かっていたのだが、その目的地でも気味の悪い光景が広がっていたり出来事が起き、全体的に死体やら血やらが出てくるグロい夢だった。
寝たきり生活が精神に色々影響し始めてきたのかもしれない。