Untitled


話題:ひとりごと


占い依存の女性の話を目にした。

大まかに説明するとこんな話。

元々占い好きだった彼女は恋人との関係に悩み、占い師の電話相談を利用していたのだが、次第にそれ以外の物事の行動や決断も占いに頼るようになり、やがて恋人との関係も疎かに。
最終的に恋人に別れを告げられ、更に相談料が嵩み、貯金を使い果たした上に借金を抱え込んでしまっていた。



依存し過ぎるのは自分には理解出来ないが、とは云え彼女の気持ちは分かる気がする。

友人や家族に話しづらい事や相談しづらい事でも、不思議と他人ならブチ撒けやすい。
それが電話という、相手の見えないツールを使ったものなら尚更。
互いに相手が分からない、話を聞いてくれる、的確なアドバイスがもらえる、余計な説教がないというのは安心するし、正直に云って楽だ。

人というのは楽な方や、自身にとって最良な物事に流されてしまいがちだ。
『誰かに話を聞いてほしい』というのが根本にあったようだが、彼女もそうだったのではないだろうか。



とまあ、好き勝手書いているが、私だって明日は我が身だ。
人間、いつ何処で依存に陥ってしまうスイッチが入るか分からないのだから。

夢日誌:星の雨


話題:今日見た夢


幾つもの星が頭上を横切っていく。

明滅する数多の星が散りばめられた黒いキャンバスを、白い尾を引いて次々と流れていく様はまるで光の雨のようだ。

その光景をファインダー越しに眺めると、シャッターを何度か切った。



暫く空を見上げていると、ポツリポツリと頬を雨粒が濡らし始めた。
漆黒に塗り潰された空に、雲は一つもなかったが、降り注ぐ雨粒は段々と勢いを増していく。
空を流れる光の雨が、雨垂れとなって地上に降り注いでいる…そう思わせる程に。

仕方無くカメラを抱えたまま家の中に入ると、見晴らしの良い大きな窓のあるロフトへと向かった。

雨粒の叩き付ける窓越しに空を眺める。
窓を流れる水滴で像が歪んで見えたが、相変わらず星は空を流れ、そして消えていくを繰り返していた。









初めて見た流れ星は、何処からともなく現れると蒸発するような、或いは焼けるような音を一瞬伴い、橙色の尾を引いて空に消えていった。
それ以降、二回程流れ星を見ているが、初めて見た流れ星とは違い、流れる小さな白い光の粒としてしか見ていない。

最初に見た、あの流れ星は何だったのだろう。
人に話すとUFOだとか隕石だとか云われたが、実際に何だったのかは未だに分からないままだ。


前頁 次頁
Calender
<< 2019年08月 >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
Archive