透明な匣

やはり手を下してしまった

ガス抜きしないつもりでいたのに

平日に外出すると引け目を感じ、平日に部屋に引きこもるとそれもまたそれで引け目を感じる

引きこもってる時に限って電話が掛かってくる


社会から外れた屑は消えればいいだけの話

切って切って切り刻んだ傷は、いつになったら癒えるのだろう

流して流して流れた紅い涙は、何処に辿り着いただろうか


自己保身に走るあの人を見てると、嗚呼、あたしは捨てられたんだって思う
普段のストレスを吐き出す場所も、リアルな場所にはないのか

そうして身体に傷をつけていくケド、徐々に虚しくなる一方だね…

辛い
誰か

どうしてあの二人は、心を抉るようなことを平気でしてくるの…？
敵

もう、人間関係損得感情しかない
敵か味方か、あの二人は敵

もう二度と会わない
会うつもりもない


久しぶりに切ったら余計に虚しくなった
爆音で音楽流して切るのがあたし流だケド、久しぶりすぎていまいちすっきりしなかった

愛される証が欲しい
存在意義を見いだせる証が欲しい

抱きしめられたい
愛されたい

もっともっと深く切るつもりだった
血を流しても、心はスッキリしない

もっともっと深く愛されたい

昨日は荒れに荒れていた
朝からあの人とちょっとしたことで言い争い…

あたしの中ではあの二人に見捨てられたとしか思えなかった
「一生二人のこと恨むから！！」と言えば、「一生恨んでもいい！！」と叫んだあの人


嫌でもあの2年前の出来事が蘇る
さんざん離婚するしないで揉めてあたしに助けを求めてきたあの人
逃げたくなる程愚痴を聞かされ、テキトーに返事するとヒステリックになって叫んだあの人…


あたしには味方なんか誰もいなくて、そう思ったら惨めになって、外出先でまたもやOD、たった4錠でも凄く吐き気がして、気付いたら他のお客さんから「辛かったら救急車呼ぼうか？」って声かけていただいて…
「すみません、大丈夫です」と答えると
「助け合うのはお互い様だから」と言われ、店員さんを呼んで、その方の車で家に戻った

本当に迷惑しかかけられない甘ったれなあたし

店員さんのお姉さん、そしてお客さんのお姉さん本当にありがとうございました

もう、外ではしません。懲りました