こんばんは。
今日は休みだったのですが、暑くて暑くて…正直仕事行った方が涼しかった!(笑)
そんな残暑も厳しい中、相変わらずダラダラしながら久々にCD感想を書きました。
ずいぶん前に書いたものを手直ししつつ、見切り発車で上げてしまいます。。
かなり久しぶりなBLCD感想です。
つい最近最新刊の6枚目が出たというのに、まさかの古いレビューですみません。。
一応全て聴いてはいるんですが、間を抜かして感想を叫ぶのもどうかと悩みまして。
暴君は大好きな作品なので、全て感想を上げられるよう頑張りたいです(あくまで目標)
読んでやんよ!と言う方は追記からどうぞ。
【 恋する暴君3・4 】
まとめて感想…ムービックに移ってからのCDというくくりでまとめて感想です。
原作 : 高永ひなこ 海王社刊
キャスト ・恋する暴君3 :鳥海浩輔×緑川光 関俊彦
・恋する暴君4 :鳥海浩輔×緑川光 平川大輔
*「恋する暴君」…元々はインターコミュニケーションで作られていたドラマCDでしたが、
制作会社の倒産のために続編製作が難しくなっていたドラマCDです。
2011年になってようやくムービックが続編を出してくださることとなったCDです!
【 あらすじ 】
3巻:ホモ嫌いの巽宗一郎(緑川)は弟:巴がサンフランシスコで男の恋人:黒川と入籍した手紙を
手違いで見てしまい大激怒。
そんな彼に片思い中の後輩:森永(鳥海)は自棄酒に付き合った帰りに路上で迫ってしまうが、
実は黒川の友人:磯貝にその現場を目撃されていたのだった。
磯貝は「弟にばらされたくなかったら、一週間言うことを聞け」と宗一を脅してきて…?
前のCDと時間が空きましたが、キャストさんの演技は相変わらず安定していて聴きやすかったです。
個人的には久々のせいか少し、巽先輩(緑川さん)の声が可愛い感じになっていた印象を受けました。
1巻の時の低音の巽先輩のイメージとは少し違いましたが…先輩は可愛いのでしかたありません(断言)
森永君(鳥海さん)は…えっと…まんま鳥海さんな感じになってました(笑)
コミカル演技が前面に出ている感じで楽しく聴けます。こんなにコメディだったっけ?と少しびっくりしました。
森永君の、ともすれば受けにもなりそうな繊細かつ可愛い感じの細かい演技のシーンがあまり無くて
脚本的に無理だったのかなと思いますが…少しだけ残念でした。
でも、流石の安定感と5年ぶりのCDですから!少々の違いは無問題です。
正直インターコミュニュケーションが倒れた時、続きはもう無理かと思ったので。
キャスト据え置きで出していただけただけで、万歳です。
しかし…すみません、以下はちょっとマイナス話です。。。
ムービックさん、なんというかBGMやSEの使い方が正直、私のツボとは合いません。。
ここで欲しい!というところになかったり、ダラダラとした音楽・メリハリの少なさだったり。
脚本と言うよりも演出の問題なんだと思うのですが。
冒頭部分のあらすじ紹介?な所があまりにもさらさら流れていってしまって…もったいないなぁと。。
さらりと聞ける感じにはなりましたが、作品としてのテンポの良さがあまり感じられない作りに私個人的には感じます。
千差万別、人それぞれ好みもあるので一概に何が良いもの、とは言えないのですが。
それでももちろん、他会社の作品を5年ぶりにキャストそのままで続けて出してくれたことには本当に感謝してます。
巽先輩と森永君の掛け合いが聴けるならば…!!それだけでもありがたいことです。
キャストさん感想…は以前も書いてますので割愛しますが。
なんといっても今回の目玉は
【個人的MOE ポイント:磯貝さんとポンチマン(笑)】
関さんの演ずる磯貝は本当、森永君じゃないけれど「信用できない!」ってなりました(笑)
それくらい、含みのある、煮ても焼いても食えない男の感じが滲み出てました。
磯貝は飄々としたイメージが強かったのですが、飄々と言うか黒かった。
声の笑顔が、黒いというが群青色みたいな?よく分からない表現ですみません。。
正直原作では飄々とした大人の脇役、と思っていたのですが、CDでの存在感がスゴイ。
ぜひ続巻でまた出てきて欲しいです。
国民的ロボットの代わりに投入されたポンチマン(笑)
緑川さんのド○ちゃん声も聴きたかったですが、ポンチマンも面白かったので良しです。
最初聴いたとき、一瞬誰が歌っているのかわからなかった私(笑)
いい声だけど音痴、合っているようで合ってない、音痴って音だけじゃなくてリズムも変なんですよね。
私自身が音痴なのでよくわかります。
しかしこのポンチマン、聴けば聴くほどクセになってくる歌ですよね。
「フルーツ戦隊ポンチマン、あんあん大好き〜♪」
うっかり口ずさみそうになった私はどうすれば(笑)ぜひフルで、一番だけでも聴かせていただきたい…!
個人的には、アンアン大好きの前の、「ポンチマン!」
ってところを強調して、子供みたいな誇らしげな歌い方をされた緑川さんが大好きです(笑)
ではでは、3巻はここまでにして。
以下から4巻の感想です。
4巻:宗一と森永は相変わらずの関係。そんなある日、電車内で宗一がマナーの悪い客を撃退したことから、
巽家は無言電話やごみのいたずらなどのストーカー被害を受けるようになってしまう。
そんな中、森永は「先輩が心配だから!」と荷物をまとめて巽家に押しかけてきて…?
原作でも大好きな、兄さんからのシーンがあるこの巻…!!
音だけの世界で、どうやって表現するのだろうかとちょっと不安だったのですが。
ちゃんと原作とおりの空気感を保っていたんじゃないかと思います。
兄さんの貴重な貴重なデレですよ!さりげなく、しかし大きな一歩を踏み出してしまったシーン。
もっと甘い感じで来るかと思っていたので、思いの外サラっとしていてよかったです。
…個人的にムービックさんとは好みがあまり合わないのですが、このシーンはよかったです。
しかし、少しのマイナスもあるわけでして。。。
火事のシーンは正直、演出が足りなかったように思います。
もっとSEを増やして、音楽を流すならばもっと臨場感のある音を流せばよかったのになと。
音楽のせいで間延びした、緊張感の足りないシーンになってしまった印象を私は受けました。
演技の後押しをするのが効果音や音楽だと私は思うのですが。もったいない。。
【個人的MOEポイント】
愛も変わらずの緑川さんVOICE 。
今回はとうとうツンツンツンデレの兄さんがデレる、ということで。
最初は兄さんが緑川さんの得意な可愛いブリっ子系になってたらどうしよう…なんて不安もあったんですが。
兄さんはやっぱり、ちゃんと、兄さんでした!
デレは可愛いんだけど、ちゃんとカッコよいし全面的に受け、にはならないんですよ。
兄さんの押し殺したような控えめな喘ぎ声の色っぽさといったら…!!
大きく喘ぐだけが、高く出すだけが色気ではないですよね。
こう、耐えてる感と少しかすれた感じがたまらなくいいなと。
以前のインター作品よりかは声高めな演技が多いのですが、ERO シーンの押し殺すような吐息演技は個人的には○です。
やっぱり原作の兄さんが…ある程度落ち着いた低音で、なのに可愛い、と思わせるような声質のイメージがあるので。
高すぎるとちょっと違う、ドス低くまではいかない低音。私はインター作品(無印の暴君)の声がバッチリでした。
【 総括 】
4巻は兄さんから!という物語の流れ的にはとても重要な回だったと思いますが、
正直、少し臨場感に欠ける演出で間延びした感が否めませんでした。
しかしキャストさんたちの演技と、今後の流れ的には大事な回を無難にまとめていたので
次回からに期待します。