BLCD感想A

何から書くかを迷ったら、原点へ。
BLCDにハマるきっかけとなった大好きな作品の個人的な感想です。



【 恋する暴君 】

原作:高永ひなこ 海王社刊 GUSHコミックス



※この作品は、チャレンジャーズ(全4巻)に出てくるキャラクターのスピンオフに当たる作品です。
時間軸はチャレの2人の続きとして書かれていますが、暴君だけでも十分楽しめます。
CDはチャレ時代のエピソードも丁寧に拾っていて聴きやすいです。

ドラマCDとしてもとっても面白いのですが、ぜひぜひ原作を読んでいただきたい作品ですvv
さなはCD→原作コミックの順だったのですが、やっぱり音がいい作品は原作も良作だなと実感v
2010年4月現在は5巻まで出ておりますので、機会があったらどうぞ!


キャスト:鳥海浩輔×緑川光 
      平川大輔 宮田幸季 杉田智和

*あらすじ*



心の底からホモを嫌悪する、凶暴で横暴な大学の先輩:巽宗一(緑川)に一目ぼれし、4年間も片思いを続けている一途なホモの後輩:森永哲博(鳥海)
森永は大学の修士課程に進み、巽の助手のようにこき使われる毎日を過ごしていた。
ある日、アメリカに渡った巽の弟(宮田)が男の恋人(杉田)と結婚すると言い出し、暴れるブラコンな巽を宥めて自宅でヤケ酒に付き合うことになった森永。
そんな中、森永が友人からもらった媚薬を間違って巽が飲んでしまい…



>以前ブログで、OVA化に歓喜した記事を載せていた作品です。
昔、低音緑川さんが聴きたくて仕方なかった時にネットで切れ端を見つけたのですが。
さなは最初、緑川さんが攻めだったらどうしよう…と心配をしながら聴いていました(笑)
ちょうどゲーム咎狗の血をクリアした直後だったので、キャストを見たときに…どっちが受け?と迷いまして。
CD本編も、鳥海さん演じる後輩:森永が尽くす健気でとってもいい子なのです。
それに対して緑川さんが攻め声の低音で、本当にこのやさぐれた低音のわがまま暴君が受けなの?
森永が襲い受けとかじゃないのか?!(笑)と、えろシーンに突入しても疑ってました(←疑いすぎ!)



*個人的なMOEポイント*


相変わらずの偏愛ですが。低音緑川さんのやさぐれた低音ボイスにキュンとします。
ホモ嫌いの暴君の役、ということで(笑)男らしい自然な低音ボイスなんですが、えろになると少しずつ甘くなるのですv
可愛いんですよ〜えろシーンでさえ、本気で抵抗して暴君なのに、可愛いんですよ!
それほど高音の喘ぎになるわけでもなく、あくまで男らしい声なのに、可愛い!!これぞ、緑川マジック☆と思いました。
ちなみに、このえろシーンの喘ぎは低音のせいか妙に…リアルに聴こえしまって、最初は聴くのが大変でした(笑)
苦しくて痛がっているのに、そんな声にMOEてしまってスミマセン。。という気持ちに。

…と、えろシーンばかり語ってますが、実はさなが好きな箇所はえろよりもコメディシーンだったり。

作品の内容としては、ホモが大嫌いな凶暴横暴受けが健気な攻めに絆されていく話?なのですが。
コメディタッチでテンポが良く進むので、聴いていてとても面白いのです。


過去の回想で、助教授に襲われた時の巽先輩の逆襲シーン(笑)があるのですが、BGMとSE の使い方が素晴らしいです!
鋏のSEと和風?コメディな音が本当にピッタリなんですよv
「それりゃもう…抜群の切れ味だぞ」この台詞だけで、鋏を持って怪しい闘志を揺らめかせる巽先輩が見えてきます。


ちなみに個人的にオススメなのが、媚薬を酒と間違えて飲んでしまった巽先輩が夜中に目を覚まし、自分の状態をなんとかしようとするシーン。
眠ってる森永に気づかれないように処理をしようとする巽先輩が言う、「トイレで…」この台詞、さなは物凄く気に入ってます(変態)
いえ、トイレが好きなんじゃなくて!(笑)この言い方が掠れ声で吐息が多くて、物凄く色っぽいんですよ…!!
何度聴いても、喘ぎ声よりこの声の方がえろく聴こえて仕方ありません(オイ)
多分、さなの好きな声音なんだと思いますvv
緑川さんの低すぎない自然で綺麗な低音の声は何度聴いてもやっぱり素敵で、キュンキュンしてしまいます。


先輩を一途に思い続ける森永に鳥海さん。最初、高い声音になると、少しオカマちっくな違和感を感じてしまったのですが。
絡みに入ると色気を残しつつもちゃんと攻めでv基本はへたれ、しかしヤる時はガッツリとヤる男、森永そのものでした(笑)
薬を抜いて上げます、と先輩に襲い掛かるシーンの息遣いが…獣ちっくでリアルでしたv
鳥海さんは言い淀む時、息を飲み込むときなど…間の取り方や息の使い方が絶妙で素晴らしいです。
台詞が少ない中で、そのキャラクタの表情を伝えるのって本当に大変なことだと思うのですが、流石でした!

この作品はメイン2人がずっと出ているので、脇キャストさん達は本当に出番が少しでもったいないなあと思うのですが。
もっと話していただきたい!と思う良いキャスティングで安定して聴けました。



*他キャストさん感想*



森永の友人でゲイバーの店員:ヒロト君に平川さん。少し高めで色気を含んだ美声がとっても良かったですv
さなは関西弁のことはよくわかりませんが、全く違和感無く聴くことができました。魔性の色気を感じる声音でした。

巽の弟:巴に宮田さん(キレパパと同じで一瞬デジャブ・笑)頼りなくて守ってあげたい、ぽや〜んとしたオーラが可愛かったです。

巴の恋人:黒川に杉田さん。穏やかでへたれな感じがとっても良かったです。すっと胸に染み込むような優しい声音でした。

 

*総括*


全体的にキャストも話も安定していて、テンポよく、コメディでありながらガッツリえろも聴ける作品です。
えろが濃い作品はストーリーがいまいちなものも多いのですが、この作品はお話もしっかりしているので大丈夫です。
えろが苦手な方でも、ストーリーが全体的に丁寧に描かれているので、聴いて損は無いですよ!とオススメできる良作v
ちなみにこの作品、攻め側のモノローグが多いという珍しい特徴があります。鳥海さんファンの方にもぜひ。
本気で全力でホモ嫌いな受けが怒り抵抗しながらもしっかり受ける、というのも珍しいとは思います(笑)



原作も含めて、さなはこの作品が大好きなので非常に偏った感想になってしまいました(汗)
好きすぎて上手くまとめられない…力不足で申し訳ないです。
でも、とっても良い作品なので、少しでも多くの方に知っていただきたいと思い感想を書いてみました。
もし誤字脱字等、間違いがありましたらこっそり教えてくださると助かります。



※なお、このCD感想はあくまでもさな個人の感想です。
実際の作品や演じられた声優さんには全く関わりの無い呟きですので、あしからず。
もし、この記事についてのご意見・ご感想などありましたら気軽にコメントくださいませ。