スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

お題バトン

見つけて来ました第二弾!!



【明るいお題で泣くバトンA】


※次のお題で短文を作って下さい。ただし内容はシリアス限定です。


▼やさしい声 (洋平×花道)

どうしてだと聞くことにすら躊躇を覚える程、いつもと変わりのない声で彼はほんとうに愛していたよと少しだけ睫を伏せて言ったのだ。
何を言われても自分の耳に届くのは優しかった彼の声で、浮かぶのは懐かしい笑顔ばかりで、彼の零す音の一粒一粒が全部、笑って自分の頭を撫でる大好きな彼の記憶と繋がるのに、彼の紡ぐ言葉の意味だけが記憶の中とまるでひっくり返したみたいに違っていた。


▼ありがとうを君に (仙道×越野)

俺の姿を目にした途端に泣きながら謝罪を繰り返す君に、自分が想像していたよりも冷静な態度をとれる自分がいて少し驚いた。
ごめんだとか、俺が悪いんだとか、そういう言葉が聞きたいわけでは無かった。
何も言わないで消えてしまった君が、元気でいるかどうかだけが気がかりだったから。
ねぇ越野、一緒に過ごしたあの三年が君の傷にならないことを願うよ。
俺に思い出をくれてありがとう。


▼見上げた青空 (花形×藤真)

あぁ、だめだ。
どうしたって世界が滲む。
すまなさそうに瞳を伏せるおまえも、俯いた先のコンクリートも、それならばと見上げた青も、すべてが揺れる。
もう続けられないと瞳を伏せた花形が言う。
「今のうちに…」
そこで言葉を切った花形を何も言わずに藤真は見つめていた。
今のうち、そんな言葉は相応しくない。
既に手遅れだということくらいおまえもとっくに気付いているだろう?
おまえが俺以外を愛せるわけがないのに。
世界が滲む。
頼りなく揺れる。
俺と同様、おまえの世界も揺れているならおまえは俺を選べばいい。


▼さあ、夜は明けた (洋平×花道)

今まで散々大事にして来た。
常にあれは俺の生きる上で最大に優先すべきものとして存在していた。
朝も昼も夜も、さらには過去や未来、言ってしまえば自分の感情や思考までもがあれのために動き、回っている。
ねぇ花道、だからなんだよ。
だからおまえが今こうして俺の下にいるのは避けようの無い運命で、俺がおまえを甘やかし出した瞬間から決まっていた迎えるべき結末だったんだよ。
花道の乾いた涙の痕を洋平がなぞる。
窓の外は明るくなり始めていた。


▼ハッピーエンド (洋平×花道)

俺は明日、さよならをする。
彼と過ごした三年間と、彼と共に関わった全てと明日、俺はさよならをする。
そんなことを口にすると、なんだか寂しいねと薄く笑ってくれたので何も言わなくて良かったと改めて思った。
自分が彼に抱く、非常識な想いの一切を秘密にしておいて良かったと強く思った。
彼と築いた他に類い無いこの友情を壊すことなく迎える明日の別れはきっと幸せな結末なのだ。
ねぇ洋平、大好きだよ。








お疲れ様でした。最後に、次に回す人を指定して下さい。


興味がある方、どうぞー。


------------------
エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
------------------



最近はこういう単発ばっかり妄想してます。
<<prev next>>