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扉は用意しといたけど
灯りを付けるのを忘れた

水浸しのスポンジを
人指しゆびでそっと押す


ベッドの上は空白で
暖かいのは体温だ

僕の中にも空白が
浮かんでは沈み、浮かんでは沈み


僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君が要る



立ち止まりはしないけど
もうだいぶ疲れた

水浸しのスポンジを
人指しゆびでそっと押す

部屋の中は静かで
聴こえるのは誰の鼓動

僕の中にも悲しみが
浮かんでは沈み、浮かんでは沈み

僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君がいる


傷だらけになって
笑えなくなって
君に抱き付いて子供のように

慰めても笑えなくて
抱き締めても止まらなくて
君に抱き付いて子供のように

好きだと言っても、
好きでいて


僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君が要る

僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君がいる


君が泣いても僕がいる
君が笑っても僕はいる
鼓動の音がふたつになって
また世界は溢れていく

君の幸せには僕はなる

さくら



わたしの一生を100としたら
そのうちあなたといられるのは
いくつぶんだろうなって そんなことをふと考えまして



わたしの思う「あなた」が
他でもない君だってことが
なんだかうれしいなって そんなふうに思います



いつだって一生懸命に
恋とかなんとかしてきたつもりだけど
いつだって寄り添って
もらえるように頑張ってきたわたしが


自分から寄り添う 恋を



咲きかけの桜のつぼみを
見つけて思わず口もと緩んで
思い出す「あなた」は
他でもない君なんです



咲きかけの春のつぼみを
見つけて思わず目を細めて
思い出す「あなた」が
他でもない君だってこと
お喜び申し上げます




いつだって精一杯に
恋とかなんとかしてきたつもりだけど
いつだって泣いて
ばかりだったわたしが今では

笑ってばかりの 恋に



咲きかけの桜のつぼみを
見つけて思わず口もと緩んで
思い出す「あなた」は
他でもない君なんです



咲きかけの春のつぼみを
見つけて思わず目を細めて
思い出す「あなた」が
他でもない君だってこと
お喜び申し上げます


 




シロツメクサ



生い茂る草たち かき分けて
僕は君を見つけに行く
理由なんてないんだけどね
会いたいと、そう思うから

他にどんな綺麗な花が咲いていたって
僕は君だけを探しに行く
理由なんてないんだけどね
君が良いと、そう思うから


大きな花びらじゃないけど
洒落た鉢植えに咲いてるわけでもないけど
僕は君が君だから好きなんだよ

シロツメクサ あぁ
小さくて白くてほんのり赤くて
春にしか会えない シロツメクサ
君に会いに行く
他のどんな花でもない 君に




滲んでいく春を 追いかけて
僕は君だけを求めて行く
理由なんていくらでもある
僕の心ごと、理由になる

他にどんな綺麗な花が咲いていたって
僕は君だけを探しに行く
理由なんて言わなくたって
君が良いと、僕は思うから


雨に濡れている日も
誰かに踏まれてしまった時も
僕は君が君だから愛しいんだよ

シロツメクサ あぁ
小さくて白くてほんのり赤くて
春にしか会えない シロツメクサ
君に会いに行く
他のどんな花でもない 君に


シロツメクサ あぁ
小さくて白くてほんのり赤くて
春にしか会えない シロツメクサ
君に会いに行く
他のどんな花でもない 君に



シロツメクサ 僕
小さくて白くてほんのり赤くて
春にしか会えない 君のこと




君に会いに行く
他のどんな花でもない 君に



好きになったということ


こころの底で、もやもやしたものが
こころのココで、ぐるぐるして

おもいでに縛られるのはもうやめようって
涙を拭ったあの藍色の夜

こころの奥で、ふわふわしたものが
こころの色を、塗り替えていく

どんな記憶もわたしとして受け止めていこうって
笑おうとしたあの橙色の朝


「君がいなければ生きていけないよ」
そんなセリフを吐けるはずもなく
ほんとはまだ ちょっとだけ怖がってる
好きになったということ
愛しているということ
いつかぽっかり穴が開いたりしないかなって


わたしの中で、あなたの声が
わたしのままで、いいって言う

やさしくてあたたかくてもう大丈夫って
またわたしは泣いてしまう

泣いてしまう
泣いてしまうよ


「君がいなければ生きていけないよ」
そんなセリフを吐けるはずもなく
ほんとはまだ ちょっとだけ怖がってる
好きになったということ
愛しているということ
いつかぽっかり穴が開いたりしないかなって

でも、もしも、あなたも
同じことを思っていたのなら


「君といる今日を生きていけるんだよ」
そんなセリフなら言えそうな気がする
ほんとはまだ ちょっとだけ恥ずかしいけど
好きになったということ
愛しているということ
いつかすっかり当たり前になったとしても



「君がいる今日をわたし、生きてるんだよ」


ほら 春はもう すぐそこ

ふらふらふら。

 

洒落たレンガの建物がならぶ街路樹を歩く。

決して暖かくはないけど、春の香りをたずさえた風が頬をなでていく。

僕に、行くあてはない。
目的地は特にないんだ。

ただ、思い描いた未来を、
いつかそうなればいいなとは思って抱いてる。


とりあえず
今ここにあるものだけ。

僕が持っているのは、それ以上でも以下でもない。

僕は、僕しか持っていない。

でも もし

「僕しか持っていない僕」を君が好きになってくれたら
それはとっても素敵なことではないかな。

「僕しか持っていない僕」だから、
もっといい僕になれるようがんばれるよ。

すべてを切り離して
残った部分は寂しい部分じゃない。
そこに輝きかあるんじゃないかと僕は思うんだよ。


もちろん 誰にでにも。


夕暮れは今日を連れて帰っていく。
僕は今日の僕を連れて明日の僕になる。





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