洒落たレンガの建物がならぶ街路樹を歩く。
決して暖かくはないけど、春の香りをたずさえた風が頬をなでていく。
僕に、行くあてはない。
目的地は特にないんだ。
ただ、思い描いた未来を、
いつかそうなればいいなとは思って抱いてる。
とりあえず
今ここにあるものだけ。
僕が持っているのは、それ以上でも以下でもない。
僕は、僕しか持っていない。
でも もし
「僕しか持っていない僕」を君が好きになってくれたら
それはとっても素敵なことではないかな。
「僕しか持っていない僕」だから、
もっといい僕になれるようがんばれるよ。
すべてを切り離して
残った部分は寂しい部分じゃない。
そこに輝きかあるんじゃないかと僕は思うんだよ。
もちろん 誰にでにも。
夕暮れは今日を連れて帰っていく。
僕は今日の僕を連れて明日の僕になる。
2012-2-28 11:40