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待ちぼうけの宿にて……

待ちぼうけの宿で入った部屋は、とても落ち着きました

二畳くらいの広さで、布団とそれと小さな机

その日で、『のんのんばあとオレ』(水木しげるさんの書いたモノです)をやっていて、凄いラッキーと思いましたよ
大好きなんです

真っ暗になる部屋で
寝るのも、ぐっすり眠れたし
……その逆の部屋もあったんです

きっと、百人くらいの団体さんの泊まる部屋だなってとこに……
ぽつん……と、一人
どこでも好きなとこに寝てください……って、そりゃないぜ
色んなとこ試したけど
結局、部屋の隅っこに布団引きずっていって寝ました(笑)

だから、あの狭暗部屋は、ぐっすり眠れた、私にとっていいところでした


あくまで、私にとって
ですよ(^.^)b

確か……あれは……10番さん…

初めて『お接待』を受けたのは、10番さんに着く…前…だった…かな……

お寺の境内だった気もするし、神社だった気もする……
こういう時、資料があれば一発なんだけど


いただいたのは、お餅
赤紫蘇に包んであるのと、青じそに包んであるモノ
2つ入ったパック

やっと、お遍路として認められた気分で、とっても嬉しかったのを覚えています

それを皮切りに、『そんな事まで』って、お接待受けました


そういえば、初めていただいたお餅の日

私の歩く距離だと、2時か3時なんですよ宿に到着しちゃうの

その日の宿の人も、そんな早く到着すると思わず……

買い物か何かで、私、宿の前で待ちぼうけでした……お餅食べながら

1日20数q

1日20数q〜30q
これが荷物を背負った私の限界かな?

って事で、こちらから計画した距離です
これでも、まだ不安はありました

1日平均、40〜50q。個人差はもちろんあるでしょうけど…通常皆さんが歩く距離だそうです


病が顔を見せるまでは、子どもと土にまみれ、風や太陽と戯れ、例え年齢の小さい子にも妥協せず
勝負事(相撲ごっこにかけっこ、水遊びに鬼ごっこ)に負けはなかった、かぶです
体力には自信がありました

ところが、芽を出し始めた病は……とことん私の自慢を奪っていきましたあっという間に

10分で歩ける距離が、ある日気付いたら15分かかっていました(・・?)
次の日、更に時間がかかり……仕舞には、一時間かかっていましたね

信じられなかったですよ。何かの間違いだって思った、私の勘違いかなって

それから、今では冗談の様な話しですが、お箸が重くてご飯が食べられなかった、なんて事も経験しました


だから、荷物を背負って20数q歩くって事が、私にとって大冒険
本当に歩けた日、宿に着いて大感動でした

いよいよ歩くぞ!

歩き一日目

朝8時
私はのんびり出発

他のタカタカ進める人は、6時とかに出発するらしい走って2・3週間でおわらせる人もあるらしい

私には無理だから、私の速度で
(四国に行く前の準備で、自宅から職場まで約4q。歩いて通って、足を慣らした。
けど、荷物を背負って歩けるのか、少し不安にもなっていた。)

荷物は20sまで

背負って背負えぬ重さではないけど、歩いてずっと行けるのかって……、減らせるモノは目一杯減らしましたよ


霊山寺でお参りして、朱印をいただく

朱印帳、掛け軸、白衣

……霊山寺では
『姉ちゃん、ご本尊の真言、言わんのかい?』

あっちゃ―――ッ
私ってば、わからなくって……真言、端から端まで言い捲っていたのでした〜
賽銭箱の脇にパイプ椅子置いて座ってるの

おばあさんが

見張られてるみたいだった


『歩いていると、いっぱいお接待受けるよ
って昨日のお兄さんは言ったけど……
人に会わんし、いて挨拶しても私、嫌われてるのかなぁ
って思うくらい、チロッと見られて会釈されるだけでしたよ

今思えば、不安に思っているからおどおどしていて、声かけにくかったんでしょうねぇ

『来てよかったと思えるよ』と、先輩お遍路

お遍路するにあたり、行く前の準備で
白いズボンに白いシャツ、頭陀袋(お手製)、手甲脚絆、遍路手引き……etc……

現地調達するモノ
朱印帳、掛け軸、白衣二枚(自分が着る用と朱印してもらうモノ)奉納札、杖

私が現地到着したのは、確か……2時か3時
翌日に備えて、霊山寺へレッツゴー
したのですが……結構ビビりが入りましてうろうろしてしまったですよ
だって初めての場所で、どこがどこやらわからなかったんだモ〜ン
しかも人多いし……
確か家族が見送りに来てくれたんだから、火曜日のはずなのに
うろうろしてるうちに、行きたくもない駐車場に出ちゃうし

おろおろしてたら、白装束に笠被って杖持ったお兄さんが駆け寄って来ましたの
『これから出発やっぱりそうかぁ絶対楽しいから期待していいよ。俺、今終わったばっかりあの人達が、高野山送ってくれるって言うから、すぐ行かなきゃ。頑張ってね
と肩叩き去って行きました

何か、ワクワクしてしまう、かぶだったです

そして、現地調達するモノへ、レッツゴーし直しました


その夜は、地図と手引きとにらめっこ

翌日に備えて、就寝
おやすみなさい
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