2011-1-21 02:49
苺=かわいいの幻想
※やっぱり今日も、真面目に読むだけ疲れる話です(^o^)
いちごって、どっちかって言うと可愛らしいイメージじゃないですか。味も見た目も、どう考えてもプラスなイメージです。
でも最近、気付いてしまったんです。
いちごって気持ち悪いという事に。
つるっとしたぺかぺかの真っ赤な表面をびっしりと覆う、押せばにゅるっと飛び出してきそうな黄色の種。そしてこれまた、種の配置されてる凹み部分に一本一本びっしりと生えている繊毛。…何も可愛らしくなどない。むしろおぞましい。
その時思いました。私は今までいちごの何を見ていたのかと。完璧にぱっと見に騙されてました。その赤さとか、瑞々しさとかそういう所に。
でも今日、いちごを凝視して気付いてしまったんです。いや、むしろこの世に生まれてわりと早い段階で気付いていたのに、気付かぬふりをしていたんです。牛乳と砂糖をかけたいちごをおやつに出されて、それをスプーンで潰して食べたあとに残るピンク色になった牛乳。そしてそこに浮かぶたくさんの繊毛。気付かぬふりして飲み干した八歳の頃。あの頃からもう、なんとなくは気付いてたんです。でもなかった事にしてたんです。
だって子供の、とりわけ女子の世界では恒常的にいちごは『かわいい』ものだから。大人の世界でもそうですね。でなきゃ、ウェッジウッドがいちごの絵皿なんか作るわけがない。いちご100%が流行るわけもない。世間のそういう観念が、私にいちごを三割増しに見せていたのです。
観念に囚われて、自分の本能を『いや、そんなわけない』みたいな感じで否定してたんです。
別にいいんです。種も繊毛もそれ自体は。木苺なんかにも普通に生えてますからね。ただ問題は、その悪意の塊としか思えぬ絶妙な配置と、その量です。ここまで来たらぶっちゃけますが、鼻です。毛穴の開いた鼻と老廃物のような、絶妙な生々しさのその外観。
別にいちごが嫌いになったわけじゃないんです。美味しいし。ただこれからは、いちごを見ても諸手を上げて『あれはかわいいものだ』とは思わないようにします。きっと全体をとらえないからいけないのだと思います。でも駄目です。今はいちごの繊毛と種ばかりが目に入ってしまう。
ただし、二次元のいちごは別です。よってウェッジウッドのワイルドストロベリーも、東城綾のいちごパンツもなんら問題ありません。竹久夢二のデザインとか最高だと思います。
ここまでくると、蝶のデザイン大好きだけど本物は無理な人みたいなノリですが、結局なんだかんだ言って食べる事は食べるんです。
コメントする
カレンダー
アーカイブ
- 2021年7月(1)
- 2021年6月(3)
- 2020年10月(2)
- 2017年7月(1)
- 2016年2月(5)
- 2016年1月(2)
- 2015年12月(2)
- 2015年11月(3)
- 2015年9月(4)
- 2015年8月(3)
- 2015年7月(8)
- 2015年6月(3)
- 2015年5月(3)
- 2015年4月(3)
- 2015年3月(4)
- 2015年2月(2)
- 2015年1月(5)
- 2014年12月(1)
- 2014年11月(6)
- 2014年10月(5)
- 2014年9月(1)
- 2014年8月(7)
- 2014年7月(13)
- 2014年6月(7)
- 2014年5月(5)
- 2014年4月(2)
- 2014年3月(4)
- 2014年2月(8)
- 2014年1月(8)
- 2013年12月(3)
- 2013年11月(4)
- 2013年10月(5)
- 2013年9月(11)
- 2013年8月(2)
- 2012年12月(5)
- 2012年11月(5)
- 2012年10月(2)
- 2012年9月(4)
- 2012年8月(10)
- 2012年7月(3)
- 2012年6月(11)
- 2012年5月(6)
- 2012年4月(10)
- 2012年3月(10)
- 2012年1月(8)
- 2011年12月(7)
- 2011年11月(5)
- 2011年8月(2)
- 2011年7月(6)
- 2011年6月(2)
- 2011年5月(12)
- 2011年4月(1)
- 2011年3月(2)
- 2011年2月(3)
- 2011年1月(10)
- 2010年12月(5)
- 2010年11月(7)
- 2010年10月(15)
- 2010年9月(7)
- 2010年8月(5)
- 2010年7月(4)
プロフィール
性 別 | 女性 |
誕生日 | 1月13日 |
地 域 | 兵庫県 |