やたらおしゃれな100均に勇壮なるシャレオツっぷりを余すことなく見せつけられるの巻



以前、地元がダイソーに占拠されし土地であり、ダイソー以外の百円均一ブランドのいっさいが寄り付かぬ(商店の片隅に存在してる系の個人経営っぽい店を除く)大不毛地帯であるという話を書きました。


そこで新たにやってきたニューカマー(大事なことなので二回言いました)セリアのシャレオツぶりに驚愕しつつもカモ※となりかけた私ですが

(※メモや掃除用品などの本来購入する予定だったものではなく、ムダにおしゃれなフェルトの塊的なサムシングやら、使い道はないけどなんとなくかわいい謎のヒモやら、気付いてみればとにかくそういういらないものしか買っていなかった……という百円均一特有の恐るべき現象の体現者のこと)


そのセリアを遥かに凌ぐレベルでシャレオツい100均を、ショッピングモールとか呼ばれる感じのあの施設で発見しました。


おしゃれな100均というか、むしろおしゃれが全部百円で売ってるよ的なノリのなんとかキッチン(もう既に名前を忘れている)は、セリアの登場に騒いでいた私にその勇壮なるシャレオツっぷりを余すことなく見せつけてくれました。

セリアがおしゃれな商品『も』たくさん置いてる100均だとしたら、そこはおしゃれな商品『しか』置かない100均……というか、100均じゃなくて雑貨屋って呼んで下さい的な感じのオーラすら漂っている始末。


そこが我が心のホームグラウンド、ダイソーと比べてどのぐらいシャレオツいのかというと、置いてる商品がいちいち本当にかわいくて、これはカモと化すもやむなしっていう、ひたすらその一点が大きいのですが、他にもシャレオツ待ったなし感を煽る何かがひしひしと感じられました。


たとえば休日でお客さんがごった返してる店舗――スペース自体が小さいことも原因ながら、人気コーナーでは移動すらままならない上に、レジが基本長蛇の列――の中に、トレンチコートでスタバのコーヒー片手に颯爽と乗り込んでくる人がいたりしたくらいには、トレンディーでした。混み混みの店内にコーヒーとか凡庸なる非オシャレの私にはよくわからない世界でした。


あとそれから、百円の商品をきちんと梱包までしてくれる所とか普通の100均にはまずないプレミア感を煽りますね。凡庸なるガサツ野郎の私には到底及びもつかぬセンシティブな心遣いだと感じつつも、だからレジが混むんだなとかそういういらぬことを考えたりもしました。ちなみに梱包用の紙は英字新聞でした。

ただの新聞ではない所がまたダイソーとは違いますね。これがナチュラルかわいいという世界なのでしょうか。


さて、そんなシャレオツい(今日のブログだけでこの言葉を一生分使ったような気がします)100均にてコースターを買って帰った私ですが、どうせだからと母にも一枚、シャレオツいコースターを進呈しました。


すると翌日何が起こったのか?


そこには居間の壁に画鋲できっちり留められたコースターの姿が……!


『シャレオツ過ぎてなんなのかよくわからなかったからとりあえず壁に貼った。まさかコースターとか思わなかった』


のちに母はそう語りました。 この雑な対応、これが親子の血か……


結論:ダイソーの空気って落ち着きますね!

100均という魔窟

 

近所にできたセリアの商品ラインナップがリア充過ぎて驚いている。

我が家近辺はダイソーが幅を利かせているので、基本的に百円均一=ダイソーのことであり、他の店舗の入り込む余地はなかったのだがここ最近空き店舗にセリアが入ったことにより均衡が崩れつつある。

ダイソーが私にもたらした100均=ダサくてなんぼ的な図式を完全に覆された気分である。

ダイソーにもかわいらしくて使える小物とか置いてあるけどね。全体で見た話ね。店舗の約半分が女子力高い系のシャレオツい謎のインテリア小物と食器っていう。

ボーッと見ているうちに、いったい何に使うのかよくわからないおしゃれなフェルトの塊的なサムシングをうっかりお買い上げしそうになったので、あぶねー!と思ってそそくさと必要なものの会計だけを済ませその場を後にしたけど、多分また行ってしまいそうな気がしている。100均という魔窟に囚われし哀れなる子羊状態に陥る気がしている。

なんか色々買ってるけど必要のないものしか買ってないっていうあの現象。

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