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HARIBOの回し者のような日記


HARIBOのグミが好きだ。

フレーバー、形、食感、全ての面で私を満足させてくれるHARIBOのグミを愛している。

特に『ベアグミ』『グミベア』『クマちゃんグミ』などの愛称で呼ばれているこいつ――HARIBOのスタンダードにして頂点・ゴールドベア――の他の追随を許さぬハードな噛み心地は素晴らしい。


日本のグミは確かに美味しい。

より濃密な果汁感を追求したり、今までになかった新食感を次々と生み出したりと、客を飽きさせない。好きだ。もうほんと大好きだ。

日本のグミの中でも最近のブームは、パリコレとフェットチーネグミと忍者めし梅かつお味だ。

グミとの付き合いは長い。

幼児の頃はアンパンマングミの味と形をこよなく愛し、裏側にくっついてるオブラートの存在をひどく憎み、小学生になる頃にはあのオブラートはアンパンマングミの光と影の影の存在であり、表裏一体で切り離せぬものだと悟った。

小学生生活も半ばになると、アンパンマングミよりもグミチョコや食べ合わせで味の変わるグミを愛するようになり、背伸びして手を出したシゲキックスの強すぎる刺激に泣いた。遠足のおやつはもちろんひもキューかまけんグミ。もぎもぎフルーツも捨て難かった。

しかしその後、中学に入ってからのサワーズグミとの出会いが私を変えた。
サワーズグミの今までにない爽やかな甘酸っぱさとシャレオツいハートの形が、私の意識に革命をもたらしたのだ。


『普通のグミと変わってて面白いグミだったら、面白いやつのがいい。遊んで食べるとなんか楽しいし』

そんなふうにイノセントにグミを楽しんでいた時代は、完全に終わりを告げたのだ。


こうして中学からはサワーズグミ一辺倒のサワーズグミ過激派と化した私だが、そんな私を新たな境地に導いたのがHARIBOのひたむきなまでのハードさだった。それは今もなお、私を魅了してやまない。

そう、日本のグミは硬さが足りない……!
このゴリッと顎関節に堪えそうな、ハードコアなガチムチ兄貴感が足りない……!

最近は日本のグミもハードタイプブームなのか、なかなかの強度を誇る猛者を見つけることもある。

しかしそんな猛者に限ってフレーバーが今ひとつだったり、大きさや見た目に不満が残ってしまったりするのだ。

しかしHARIBO、こいつは違う。

見た目良し。フレーバー良し。何より心ゆくまでゴリゴリできる、おそらく顎関節炎持ちには鬼畜仕様とまで言えそうなガチムチ食感(ただしグミの種類によって硬さはかなり異なる)

ほら、非の打ち所がない。ただ敢えて難癖をつけるとしたら、HARIBOには『忍者めし梅かつお味』のような、グミの癖にダシの旨味を伴うスルメ感のあるフレーバーだけはないということくらいで、私の中での王者の位置は揺るぎない。


もしかすると、タイヤ味で有名なリコリス入りのグミこそがドイツ人版『忍者めし梅かつお味』に当たるのかもしれないが、真相はわからないままだ。


ところでHARIBOに硬さを求める時はひたすらベアグミ系かハッピーコーラばかり選ぶ私だが、ここのグミは味もグミの硬さの具合も多彩なので、あんまりカタイのはちょっと……という時は、グレープフルーツのサックリ感や、トロピカルフルーツの玩具みたいな見た目の楽しさやカツカツの糖衣の下のプニプニ感、ピーチやレモンジンジャーのザラメ感を率先して求めるようにしている。好きすぎてつらい。グミの海でおぼれたい。
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