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【腐】誰にも渡さない【一次創作】

今日は俺の大事な日。楽しみにしたことなかったけど、俺は神だから、今までとは違ってみんなが祝ってくれる。
「おめでとう」言ってくれた奴はみんな俺へのプレゼント。
「相棒、おめでとな」
そしてお前は俺の相棒だから、俺と2人で神だから、今日を境に俺のもの。この世界の奴等には渡さない。

俺が一番欲しいもの…それはお前だ、相棒。

こんなにも誕生日を祝ってほしいと口にした年は初めてだ。俺はどうせ祝ってもらえない、どうせ俺の誕生日をめでたいと思う奴はいない、そう思ってたからだ。それが、今年はこんなに祝ってほしいと思うし、絶対に祝ってもらえるという自信さえある。その自信を引っ張ってくるもの…それは「俺は神だ」と思う心。今はそんな力はないのに、それでも俺は神だと思い続けられる。

任、衛、宇多、字星、ジロ…。今はこいつ等も、“この世界の神の使い”だけど、俺の誕生日を祝ってくれた。それは名目的なものじゃないように感じたから、尚更に喜ばしく感じた。
由有路達、娯楽部のメンバーも俺を祝う。その時、俺の中で何かが引っかかるような感じがした。それからは目を逸らす。俺はただ幸せになっていたらいい。俺の誕生日なんだから。
治睦や稚葉も俺を祝ってくれる。それに気付いたちー姉も俺に「おめでとう、綾妃」って言って笑う。ちー姉も俺を祝ってくれる。…ちー姉は優しい。俺の存在がちー姉をどれだけ苦しめてるかを考えたら、祝うことなんて出来ないだろうに。
たくさんの人に祝ってもらうと、俺の心が何かを訴える。それを意識したらいけないと思って、俺はうろうろすることを続ける。

「あっ、綾妃」

呼ばれて振り向くと、秋雅がいた。秋雅は俺に笑顔を見せる。俺は近付く。祝って、という意思表示のつもりだ。

「今日、お誕生日ですよね?おめでとうございます」

「…ん、ありがと」

秋雅の笑顔を見てると、どうしようもない気持ちになる。うまく言葉が出てこなくなる。
俺は近付いた距離を戻す。心の中で「俺は神だ」と呟く。

「綾妃?どうしたんですか?」

秋雅のその声が俺を乱す。何故か?それはさっきから目を逸らしてるところが原因だから、そのまま逸らし続けて。

「俺は神だ」

そう言って、秋雅から逃げる。秋雅が俺の名前を呼んでるのが聞こえる。だけど、俺は振り向かない。ひたすらに離れる。

「あぁ、相棒。どうした?」

逃げた先に憎たらしい顔をした奴。何でこんな時に出会っちまうんだろう。もう一度、「俺は神だ」と呟いて奴に向かい合う。

「どうしたじゃねえ。お前、言わなきゃいけないことあるだろ」

そう言うと、困ったように笑われる。それは本気で嫌がってるわけじゃなさそうだからムカつく。

「そうか。わざわざそのために来たのか。仕方ねえ奴だな」

俺は黙っている。笑ってこなければいいのに。お前の笑顔がムカつくんだよ。笑うな。笑うな…。

「相棒、おめでとな」

ぷつんと何かが切れた。“どちら”の感情か分からない。でも、強く思う。……「相棒は俺のものだ」

「……プレゼント」

「あぁ?催促しやがって…。待ってろ、持ってくるから」

部屋に向かう相棒の後をついていく。不思議そうに俺の方をちらっと見てきたけど、聞いてはこない。
部屋に入ると、俺はドアを閉めて相棒を見ている。

「えーと、待ってろよ…」

「待てない」

そう答えれば困ったように相棒が顔を上げる。

「何だよ、どうした?」

俺は近付く。相棒以外のものが色を失っていく。

「プレゼント、相棒がいい」

「はあ?」

その時に認知する。これは“向こう”の感情だ、と。でも止まらない。それに、元から最近勝ってるのはそっちだった。

「お前を俺のものにしておきたい」

言葉がぽんぽんと出てくる。その驚いた表情も俺しか見てなくて。今、この空間には俺達しかいなくて。

「お前…何言ってんのか分かってるのか?大丈夫か?」

もっと距離を詰めながら、羽織ってたシャツを脱ぎ捨てベルトに手をかける。

「それがダメなら、俺がお前のものになる」

「お、おい…!相棒?」

俺は神になって、普通の人間には見えないところに行く。普通の人間とは縁のない生活を送る。そんな俺の隣にいるのが、相棒であるお前で、お前はただ俺のことだけ考えていればいい。そんな気持ちが溢れて、流れて、止まらない。

「俺の目的は、この世界を壊すことでも、この世界と俺の世界を融合することでもない。そんなのもう、知ったことじゃない」

孤独は嫌だ。寂しい。辛い。苦しい。それから逃れるためには、神として生きたらいいと思った。
でもそんなんじゃ、俺の心は満たされない。俺が愛されたいのは不特定多数ではない。俺の好きな奴。何よりも輝いていて眩しくて、それでも俺を見ていてくれる、俺の相棒であり続けるお前が…。お前が愛してくれたら何にもなくても満たされる。そう感じたから。

「今の俺の目的は…お前を俺の隣から逃さないこと。他の誰にも渡さないこと。それだけだ」

話を聞いて憧れた地球という世界。景色は綺麗に青くて、光があって、多くの生物がいて、それで輝いていて。全く、暗黒世界とは違う世界だった。俺はそんな地球というこの世界が欲しくなった。
そして、この世界の残酷さを人間として生きて知り、この世界を壊すことだって考えた。
その後、俺を再び神として蘇らしてくれた世界の意向に従って、この世界と俺の世界を融合することを考えていた。
でも、今はそんなことじゃない。最初に憧れた気持ちに戻りながらも、この世界の輝きを表したような、神―北園桐笥が欲しくてたまらない。俺が欲しいのは、この世界じゃない、この世界の“神”だ。

「あいぼ……」

俺は相棒の身体に自分の身体を落とす。困っている表情をしているけど、それでも俺の身体を受け止めてくれる。そんなどうしようもないお前が…欲しい。

「相棒、お前大丈夫か?調子悪いのか?本当にお前は…」

相棒が俺の背中を摩ってくれている。調子が悪いわけじゃない。ただ、この世界の人間として生きてられなくなってきているだけだ。でも、この背中を摩られている感じは嫌なものじゃないし、何か楽になる感じがする。

「本当にお前は…何なんだよ…?」

その問いに、「俺は神だ」と答えそうになって言い止まる。今日からは違うんだ。お前は俺の、最大で最高の導きによる誕生日プレゼント。

「俺は…お前の相棒だ。そしてお前のものだ」

そう囁いて火照る身体を密着させる。相棒は俺のだ。そういう意味を込めて、もぞもぞ動いてひたすらにお互いの肌を擦り付ける。

「お前といるために、俺は“この力”を完全に手放すことはしねえんだよ、相棒……」

「…っ?!つまり、お前は…?!」

その続きを遮って、また相棒を求めて。
そうだ、この世界にいたら、この世界の生物や神の使い達が相棒のところにやってくる。俺はそれを許せない。相棒は誰にも渡したくないから。それならば、相棒を俺の世界に連れて行こう。そしたら誰も来れないから、ずっと俺だけのものにしておける。この輝きを俺だけのものに出来る。

「相棒…、こんなにいい誕生日プレゼントは初めてだ…。やっぱり、お前は俺の相棒だよ…」

誰にも渡さない、俺だけの光。

おわり
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2つの道筋ー王と少年ー

『Hadley,you’ll become the King.(ハドリー、お前は王になるのだ)』

Will I become the King? I can’t believe that.(ぼくが王に?そんなの信じられないよ)

『What are you saying? You must get the top of this world. That is my desire. You can understand the meaning of my word, can’t you?(何を言ってるか。お前はこの世界の頂点を取らなければならない。それが私の望みだ。お前なら私の言う意味が分かるだろう?)』

Yes, of couse, Dad. I’ll accomplish no matter what…(うん、もちろんだよ、おとうさん。ぼくは何があってもなしとげてみせるよ…)


……最近、昔のことを思い出すようになった。
僕が『稲峰治睦』ではなく、別の家の息子として過ごしていた頃の話だ。すっかり『稲峰治睦』として生きていることが当たり前になっていて、忘れていたこと。それが最近になって頻繁に思い出すようになった。
1日に何度も生みの親に元の名を呼ばれる。そして必ず『王になれ』と僕に呼びかけてくる。僕はそれに対して、Yesとしか答えられない。生みの親の言葉の意味が、幼い頃と変わらず僕にははっきりと理解できていないままだ。それでも、僕は拒絶することができなかった。従うしかなかった。
幼い頃の話を頻繁に思い出してしまう。この悩みは誰にも言えなかった。

「主殿、少しいいか?」

そんな日々が3ヶ月ほど続いたある日、僕は稚葉に真剣な話があると言われた。災難があったために学校なんてなく、時間はたくさんあった。稚葉は四葉に部屋を空けてほしいことを頼んだ。ちー姉は出かけていた。四葉はチラッと僕の方を見てから了承し、部屋を出ていった。

「どうしたのだ、2人きりで話なんて…」

「兄上もいても良かったのだが…私が主殿をを守る役目を持っているから、しっかりと2人きりで向き合いたかった。…主殿、最近体調が優れないとか、悩みがあるとか、そういうことはないか?」

何で、と的を突かれて困惑する。心配かけないように普段通りを心がけていたのに。

「な、何でそんなこと言うのだ?」

「いや…、最近主殿が夜に魘されているからな。心当たりが無いなら、無いで心配だけども」

僕が夜に魘されている…?そんなの全く知らなかった。夢でもここ数日は幼い頃の話だから、それが恐らく原因なのだろう。

「稚葉…僕は……」

稚葉は僕の手を自分の両手で包み込んだ。その暖かさにはっとする。顔を少し上げると、稚葉が僕の方を真剣な目で見ていることに気付く。

「主殿、過去のことが原因なのか?私が知らない、主殿の過去が」

全てが正しくて僕は何も言えなくなった。ずっと言うのを避けてきた物事全てが、稚葉に見透かされている気がした。知られたくなかった。僕の中に潜む、『王』の存在を。

「これ以上聞くのは止めるのだ、稚葉。僕は平気だ。大丈夫なのだ」

「でも……っ!」

「お前は知らなくていい!知る必要なんてないのだ!!これ以上何も聞くな!聞くんじゃない!!」

感情をコントロールすることができなくて、僕は稚葉に向かって大きな声で怒鳴っていた。きっと、稚葉は驚いているはずだ。でも、僕はそれを確認するほど余裕がない。ふらふらとした足取りで、ドアに向かう。

「あ、主殿…!どこに行く…?!」

稚葉はそれでも僕に声をかける。本当に、稚葉は僕の自慢だ。こんなにも僕を想ってくれる。だけども、今の僕はそれを表す感情がない。

「来るな。1人になりたいのだ」

そう言い放ち、僕はドアを閉める。身体が限界を訴え始めている。僕は人目に付かないところを探して歩く。

『Hadley…』

僕を呼ばないで…

『Hadley,』

僕じゃない…

『Hadley,you’ll become the King』

ああああああああああああああああaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaah!!!!
No way, no way!No way, No Way!!

……I don’t want to be the King.


錯乱していた意識が戻り、僕は自分の身体中から暴れる力を感じる。腕に纏われた多数の装飾。足にもいくつもの光る装飾。それはまるでこの力によって輝いているようで。そして何より、僕の背中から聞こえるのは輝く羽ばたきの音。…そう、僕は『王』になりうる者。その素質を植え付けられ、この世界を我が物とするために作られし者。

「遂に…僕は……」

兄貴殿が今、少し収まっているというのに。これは僕自身の意思ではないのに。…いや、僕の意思だ。僕は何があっても、この世界の頂点を掴むと、この世界の王になると誓ったのだ。これは 僕 の 意 思 だ 。

「僕の名は……Hadley Griffin,僕が頂点を掴む。僕がいちばんなのだ…!」

沸き出してくる力に、僕の今までの感情が押し殺される。兄貴殿も同じような感じだったかもしれない。でも、この強大な力に僕は逆らえない。それだけじゃない、僕の名を呼ぶ生みの父親の声が、僕の身体をこの力から逃さない。僕はもうこの力を手放せない。

『稲峰治睦』と『Hadley Griffin』が交差して、2つの感情が僕の中で淀めく。それは思い描く別の未来。

1つは僕がこの世界の『王』となりて、全てをこの手に収めること。そのためには、かつて僕を消した神を、逆に僕が消さなければならないだろう。頂点に立つにはそれしかない。

もう1つは僕の『稲峰治睦』の意思を強くして、この力を『稲峰治睦』のものにしてしまうこと。それはとても難しいことだ。でも…もしかしたら……。

さあ、どうする、神―北園桐笥?(お前に頼むのは癪だけども、それしかないのだ…たすけろなのだ…)」

金色の翼が僕を奮い立たせる。……『』として。

おわり
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神の使い男子が入れ替わりました

色々と入れ替わっちゃったよ!新境地


色々と入れ替わっちゃったよ!新境地

1〜6の数字にキャラや友人など名前を当てはめてください。

1→誠児さん
2→任くん
3→志智くん
4→衛さん
5→泰平くん
6→ジロたん
僕の神の使い男子でやってみよう






















(2)と(3)の性格が入れ替わった!
→任「あっ、りょ、りょうひ…。早く服着て?目のやり場に困るよー…」
志智「ふふっ、杏南大好き。ずっと一緒にいようね?僕たち運命だよね?え、違う?そんなことないよ、僕は感じてるよっ」

(1)と(5)の服装が入れ替わった!
→誠児さんゆるゆる長めの服、泰平くんカジュアルでスポーティな感じになる。

(4)と(6)の髪型、色が入れ替わった!
→ジロたんwwwwジロたんは金髪小麦肌になる、のに毛深いとかwwww
衛さんはめっちゃまともな感じに落ち着くのか…。灰色ヘアーに白目の肌色。衛さんじゃねえ
5/21追記:実際に入れ替えてみたwジロたんはもっと気性が荒くて、不良っぽい感じになってて、衛さんは最早衛さんじゃねえですwww肌黒くて良かったね、普通のじゃめっちゃクマ目立つね、衛さんwwwww
画像はこちら→twitter.com

(1)と(4)の趣味、特技が入れ替わった!
→誠児さん薬作って、衛さんがアクティブになるのかな?スポーツする衛さん想像付かねえ

(3)と(5)の声優(いない場合はイメージで)が入れ替わった!
→あー、志智くんがもっとゆるーい感じでちょい低くなって、泰平くんがもう少しきりっとした感じのちょい高め声になるのかな。

(2)と(6)の所属(学校、チーム、クラスなど)が入れ替わった!
→任くんが2番目学年ふえー?になって、ジロたんが6番目学年捧げ隊になって、ジロたん大学に行って娯楽部にもいて…って感じか。ふえー?の中の任くんはジロたんより厄介だね、三瀬たん…。ジロたんは娯楽部ん中のいじられポジ

(1)と(2)、(3)と(6)、(4)と(5)の中身が入れ替わった!バレずにやり過ごせそう?
→誠児さんと任くん:無理。桐笥さんの態度が全く違うから。
志智くんとジロたん:意外とうまくいくかも。ただジロたんが杏南ちゃんにもドキマギするから、杏南ちゃんにバレそう。あとは口調。
衛さんと泰平くん:衛さんが畜生って言わなかったら多分大丈夫。どっちもたくさん喋るキャラじゃないし。でも、いくらなんでも歩くペースとかでバレるかな。

お疲れ様でした!


回す人
→ご自由に

服装チェンジとカラーチェンジはまた絵にしてみたいでござる。特にカラーチェンジ。(5/21追記:しました)

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エムブロ!バトン倉庫
mblg.tv
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久しぶり

まさかPCで広告でてくるまで更新してなかったの久しぶりやんね…w
ネタがちっともなかった…。小説書こうかなと思ったけど其れも出来ず。
今はついったーで、神の使い140文字SS書いてますので、1ヶ月経ったらここにまとめようかなと。

取り敢えず、まあまあ長かった北園家くくれない部下(というか後に発覚するが2/3は神の使いである)のトップ画からさよならして、今日から神の使い(桐笥側)トップ画になります万歳
ついにフルカラーでっす!今更とか言わない!!
可愛がってくれると嬉しいです(^q^)
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