血液成分の一つである血小板は、血液凝固に関する働きでよく知られていますが、この血小板に働きかけて、血液の流動性を良くし、毛細血管内も難なく流れるようにし、さらに毛細血管を拡張させるという作用を持つのが、グルコサミンという物質です。
血流が良くなったり、毛細血管が拡張されたりするのは、育毛にとっても大きなメリットとなります。
育毛に必要な、栄養や酸素を含んだ血液が、グルコサミンの働きによって血管内を効率よく移動し、頭皮の毛細血管にまでしっかりと行き届き、毛乳頭という、毛の根元にある髪の成長に関わる部分に、しっかりと栄養が行き、育毛を促進するということです。
この説は最近よく知られるようになっており、近頃では育毛剤の成分にグルコサミンが入っていることも、珍しくなくなってきました。
髪や頭皮に負担をかけることの一つがパーマです。
だからこそ、パーマの後には、育毛をしないといけない、という気持ちになり、育毛剤も使いたくなります。
でも、頭皮は、程度はどうあれいくらかの損傷を受けていますので、これが落ち着くまでは育毛剤の使用は中断しましょう。
パーマ後の洗髪のコツとしては、とにかく力をこめてこすってはいけません。
なるべくやさしく、軽くマッサージしてやるような感覚で良いでしょう。
洗ったらしっかり流して、終わった後は、濡れたままやタオルドライだけにせず、ちゃんと乾かしましょう。
育毛という視点から見ると、パーマをかけるのは、やめておく方がいいのですが、どうしてもということなら、育毛パーマにしておくとひどく頭皮が傷つくようなことはないはずです。
頭皮の健康の為に、余計な脂分を持たない事は重要で、程よい水分が頭皮にあります。
頭皮への血の巡りが良くなると、適切な状態を維持でき、髪を育てるのにベストだと言えます。
また、頭皮を温める事は、新陳代謝の向上に役立ち、成長する髪が、元気なものになります。
ですから、血行の良い頭皮を意識して、常に丁寧に汚れを落とす事を心がけてください。
効果的な対策に、ホットパックや優しくマッサージする事などもあげられます。
頭皮を温めるということは、『育毛』にとって非常に大切なことなのです。
ヘアセットや肌の乾燥を防ぐのに、ワセリンを使うことは、様々な方法の中の一つです。
ワセリンは肌への刺激が少ないため、肌に合う化粧品を見つけるのが大変という人でもトラブルなく使える人が多く保湿にも効果的です。
時に、頭皮は乾燥によって痒みやフケが出るときがありますが、そんなときはワセリンを少量、気になるところに塗ってみてください。
ワセリンを用いてまつ毛を育成している方もいますので、もしかすると髪の毛の育毛にも期待できるかもしれません。
ひとつ注意しなければならないのは塗りすぎです。
塗りすぎると皮脂が過剰に分泌されてしまいますので、必ず少しずつ塗ってみてください。
今存在している髪を維持するというのが育毛の目的だといえます。
つまり、育毛剤というのは、頭皮の状態を良くしたり、髪へ栄養を送ったり、フケや痒みを抑制するなど、脱毛の予防や丈夫な髪の毛を育てる作用があります。
その一方で、発毛というのは色々なことによって薄くなったところの髪を元の状態に戻すことを目標としているのです。
毛を生えさせる能力が低下した毛母細胞の活性化を促すのが発毛剤で、今は休眠期の毛根を成長期に変えるための成分を配合しています。
発毛と育毛では類似しているようでも髪や頭皮への効果が違いますから、それぞれ上手に使い分けてください。