*ちょっぴり不健全
「鴾ー」
『んー?なあに臨也』
今日はバイトも夜のお仕事(っていうとなんかえっちぃね!)もないため、午後から臨也の家に遊びに来ていた。とは言っても臨也は仕事をしているため、ふかふかのソファを陣取ってスマホのアプリで遊んでいたのだが。
なめこの収穫をしていると、ぽすっとソファが沈み、組んだ足の上に臨也の頭が乗っていた。
『お仕事は?』
「飽きた」
『あらまあ』
だから構って、とでも言うように臨也は腰にぎゅーっと抱きついてくる。甘えたにゃんこだなあ、なんて笑いながら黒髪を撫でてやると掌にすり寄ってきたりして。
『かーわい』
スマホをぽいっとテーブルに乗せると、もぞもぞ動いていた臨也が起き上がり俺の足を跨いでじっとこちらを見つめてきた。
「ね、俺頑張ってたでしょ?労ってよ」
『はいはい』
素直に甘やかしてって言えば良いのに。
苦笑いしつつも背に手を回して強く抱き締めてやる。はあ、と嘆息にも似た息を吐く臨也の首をぺろりと舐めると、臨也が僅かに反応を示す。
そのままちゅ、と吸い付けば臨也から声が漏れ、白い首筋に赤く痕が残った。
「ちょ、鴾」
『労るんでしょ?』
「っあ、」
耳に息を吹き掛けてかぷりと甘噛みすれば、掠れた声が耳に届く。
ふふ、と笑って漏れた息にも反応したのかまた臨也の肩が震えた。
『…ちゅーはどうします?』
「聞かなくてもわかるでしょ、ばか」
***
『臨也、仕事いいのー?』
「…鴾がやってよ」
『えー?』
「腰痛い、だるい、座りたくない、寝てたい、誰のせい?」
『俺!』
(ようやく空も暮れてきまして)
『しょうがないなあ』
「晩御飯もよろしくね」
『はいはーい』
**
不健全にしようと思ったけどはしょった!
太陽と月ってことで太陽がシズちゃん、月が臨也。
白泉は臨也の方が好きらしいよ今日わかった。
鴾が右なのか左なのかはっきりしない。どっちでもいけそう。
しかし白泉はイザシズ派であってだな!そうすると臨也が左になるわけだが鴾も左にしよう今決めた。
ところで今教育テレビ見てるんですけど忍たまって新しいシリーズやるんです?やるとしたらいつからなんです?時代についていけない。
おじゃる丸wwwにwwwいとこいたのかよwwwwww時代wwwwww
ふわりと香るコーヒーと、甘い匂い。
覚醒しきらない頭で、いつコーヒーなんていれたっけと思いながら毛布にくるまる。暖まった毛布は再び俺の睡魔を刺激して、
「(…コーヒーなんていれてない)」
はっとして体を起こして見た先には、キッチンでフライパンを片手に楽しそうに料理をしている鴾が立っていた。
『あ、おはよー臨也。ソファで寝ると体痛くなるよ』
「…鍵、渡した記憶ないんだけど」
『てへぺろ!』
悪びれもなくかわいこぶった鴾に呆れよりも先に、そんなことしなくても可愛いよとか思ったりして。
ふあ、とあくびを一つしてソファから起き上がると、テーブルにはコーヒーとパンケーキが用意されていた。ちなみに時間は9時過ぎ。割りと寝てたんだな。
「セキュリティ厳かったんじゃない?」
『そーでもないよ、チョコで絵描いてもいい?』
「ハートじゃなきゃ許さない」
『あいあいさー』
ここかなりセキュリティきついんだけどなあ、まあ鴾だから仕方ないか。
椅子に座ればパンケーキはいつの間にか"臨也らぶ!"をハートで囲んであるものへと早変わりしていた。ちなみに三段重ねでふわふわ、生クリームまで添えてある。わざわざ買ってきたのかな。
『召し上がれー』
「いただきます」
見た目通りのふわふわなパンケーキを食していれば、鴾は自分でパンケーキを食べるでもなく俺を観察していた。居心地悪いんだけど、と目で訴えてコーヒーを飲むと鴾はふにゃりと笑った。
『おいしい?』
「鴾が作るのがまずいわけないし」
『えへへー。今日はさあ朝起きたらすっごい臨也に会いたくてねー』
ごく、と飲み込んだのはコーヒーかパンケーキか。
『頑張ってピッキングまでしちゃった』
てへ、そう言って笑った鴾がどうしようもなく可愛くて。
「…鴾、」
『へ?えっ、んむ…、!?』
向かいに座っていた鴾の胸元を掴んで引き寄せると、唇をぶつけるようにキスをした。
一度離してからもう一度口付けると、ぺろりと唇を舐められる。
「鴾、」
『あは、今日のちゅーはチョコ味だね』
おいしー、なんて笑う君に。
(のぼりつめた感情の行き場を探して)
『もっかいする?』
「当たり前でしょ」
***
てへぺろする鴾と臨也にちゅーさせたかった
今日の夢は四天愛されでした。
謙也vs白石。
天然夢主が四天に転校。女の子と仲良くなりながら同じクラスの謙也と白石とも仲良くなる。
多分ファンクラブはない。
そして学校の遠足みたいなので二回くらいナベパ。このへんよくわからん。
学校での日課は謙也が白石とラブレターの数を競っているのを眺めること。
謙也が俺モテモテやでドヤァみたいなアピール。
なんやかんやあってまたバスでどっか行くらしい時に夢主と謙也が手繋いじゃったりする。白石が対抗するみたいにクラスの女の子と手繋いでみるも夢主気づかない。
謙也ドヤァ。
目が覚めた。