眠り




部屋の明かりを
消して
闇に
包まれる


包まれても尚
落ち着かぬ



身体



耳の中を
行き来する
煩いくらいの音


自分の
耳はおかしいのかと
思うくらい…


脳がどっかで
聞いた声を
リフレインする…


目を開いて
閉じた…


自分に言う


寝よう…


そして…
少しだけ暗闇に
歌を
口ずさんだ…


逢いたくて
逢いたくて
この胸の囁きが…・・・・


ゆっくり
心も
身体も
頭も
耳も
解けてく…


深い眠りに落ちて
そこで夢を…・・・