電話。





突然鳴ると身を
潜めたくなる

苦手。

あまり良い知らせで無いのは
受け答えて解る

他人事だけど
他人事じゃない

いつかこんなふうに
呼び出しがされるのかと
思うと
泣けてしまいそうだった

いずれは帰路に絶つ

どっから来るでも無く
長い様な
短い様な
歳月の中で

旅立って行くのを
思えば心は
キュッと
痛くなる

なんだか涙腺がおかしいね

想像するだけで
気が狂いそうだ

どれくらいこの時間は
続くのだろう?

決して
平穏では無いが
とても平穏で
季節は流れて行く

そして人が変わる

ちょっとだけ不安

家に残してるのが不安

距離感が不安

何も出来ない自分が
どうしようもなく嫌だ

でも甘えていたいなんてね

そんな事を思い
繰り返し...







電話は恐い。

良い知らせなんて
入って来ないから