日常にいて、
当たり前になった。


「何をあなたは彼に与えられるの?」


聞かれたときに何も答えられなかった。



日常からいなくなった途端に、
恋しくて、会いたくて、同じ気持ちになりたくて、抱きしめたくなった。





何も知らなかった。
彼のこと。




名もない関係。




友達でも恋人でもない。




ただ、夜に会える人。