3以降から思ってたんですけど、権現って政治家みたいですね。
でもそうだよね、世を統べるということはそういうことだもんな。

権現の安定の嫌われっぷりに、益々権現愛が深まりました。
悪役設定じゃないのにここまで嫌われるって、簡単にはできないですよね。
昌幸にカマトト狸みたいなことまで言われてましたね。カマトトなんて、小○麻耶を表現するときくらいにしか聞いたことがなかったですよ。
系統としては似てるのかな、小林麻○ってああ見えて本性は超真面目っぽいですし。から騒ぎ時代から見てました。好きです。

何でもですが、新しいこと・前例がないことをしようとすると、そりゃーぶれるし矛盾も出るし偽善にも見えるときだってありますよね。
3からも思ってましたが、権現のそんなところを各々指摘して責めてるんですよね。容赦なく。
(こういうことを書くのはどうかと思いますが、権現三成を"関ヶ原"というくくり方をされるのは個人的にはあまり好きではないんですよね。だって三成は単なる私怨、権現は現状を変えるために行動を起こした、だから共通項がないんですもん)

彼ほど自分を捨てて戦を終わらせよう(＝太平の世をつくる)としている人はいるのか？と。いねーべ？他何やってんの？自分のこととか自分の国とか自分の軍のことしか考えてねーベ？スタート地点からして違うべ？居るステージからして違うべ？同じ位置にもいないのになして権現のこと悪く言えんの？何だあれか？後出しじゃんけん的な？自分関係ないから遠くで文句言っとく的な？と素のズーズー弁丸出しでずっと思ってましたわ。

権現の場合は「俺についてこなければor従わなければ●す」系ではなく「皆で頑張ろう！」系ですもんね。だから反感も買いやすいというか。
優しさだけでは国は変えられない、時には残酷にならなければいけない、それだけのことを自分はしようとしている、後悔なんかしてたら時間の無駄だし志半ばで散った仲間たちに対して失礼、のようなことに気づいて振り切ったんでしょうね、母さん嬉しい。

「古いものを守り続けたい」ゆっきーと、「それだけではだめで(現状維持だと悪くなるだけだから)、新しい方法で新しいことをしないとこの先世の中ダメになる」という権現で、この考えは違いは完全に相容れないですからね。時代が変わる時って、基本こういう感じの二派で分かれますもんね。幕末しかり。
今回はゆっきーが主役だから対の考えの権現は悪者なんですよね、っていつも悪者か。笑
正義ポジションなのに嫌われてるってどれだけかわいそうなの、でも大丈夫私は貴方を分かってるから！頑張って夢書くよ！みたいな。気持ち悪くてすみません。

そんなこんなではありますが、今回の権現は気持ちいいくらい振り切ってくれたなーと喜びもあります。
同時に迷いつつも自分なりに頑張って大人になったな！と。3から敵ばっかだったけど、ツインテール兄さんが仲間になって良かったね！と転校先でなじめかった我が子にやっと友達ができた！と喜ぶ母さんのようでございます。



権現患い真っ只中(詳しく書くと第二期権現患い)な、勝手な暴走感想でした。
関ヶ原前夜の権現の声のトーンがとにかく女性ホルモンぶち抜く級のレベルで、聞いた日の夜好きすぎてめそめそ泣いてました。
松永さんや小十郎の声は元がエロいんですけど、権現は普段がそうじゃないからそのギャップにやられましてですね。
振り切ったことが声もちゃんと現れていて、大川さんプロだなーすごいなー権現やっぱ好きだなーずっと喋っててほしいなーと思いました。

伝で一番言いたいことは、「権現の声ギャップやばし」かも。笑