久しぶりにこちらも更新です。

途中で書けなくなったために取り敢えずコチラで載せておこうかと思いアップしました。

ジャンルは銀魂。

夢主はただの一般人の甘味屋のバイト。

ありきたりな一目惚れの話。

銀時さん相手。

よければどうぞ↓









一目惚れだった。
言い訳をするが、何度も恋をして告白して告白されて振って振られてをしてきたが、一目惚れは人生初だった(いや、お付き合い自体は二回ほどしかないけど)。
一目惚れと言うことは、見た目だけに恋をしているということだろう。
友達が「誰々に一目惚れをした」と言うと、どうせ幻想を押し付けて相手を知っていく内にズレていって一気に冷めるんだろう、と思っていたら案の定だった(最近のだとマヨネーズがどうこう言っていた)。
一目惚れは信じない。
一時の気の迷い。
絶対に長続きしない。
相手のことを知っているうちに幻滅する。
…そう思っていたのに。


「いらっしゃいませ、銀時さん!」


「よー、今日もいつものね」


「はーい!ストロベリーパフェですね!空いてる席でお待ちください!」


銀色の髪が今日も眩しい。
出会いも私が働いている甘味処に、この人…坂田銀時さんがお客さんとして来た時だった。
まずは銀色の髪に目を奪われて、ダルそうな雰囲気の佇まいと、でも引き締まった体、ダルそうで死んだ魚の目に引き込まれた。
ドキンドキンと鼓動が荒れて、首を傾げた。

動悸がする、病気?…なんて、天然振るつもりは毛頭ない。

今まで恋をした時と同じだった。
そんなバカな、と思った。
ないないないない、と内心で否定して回りながら、体は染み付いた接客態度を取っていた。
気付いたら、その銀髪の人は食べ終えた後にさっさと帰っていた。
…もし、本当に一目惚れをしたと仮定したとする。
だがきっと彼のことを知るうちに幻滅して、気持ちは消えていくことだろう。
そう言うと少し嫌な女だが…一目惚れとはそんなものだ。


そんなわけで、まずは彼を知ることから始めよう。


名前は坂田銀時さん。
性別は男(当たり前だけど一応、念のためね)。
かぶき町で万事屋を営んでいる。
社長は彼で、従業員は男の子と女の子の二人。
給与は払ったり払わなかったり(おい)。
家賃も5ヶ月は滞納したり(おいおい)。
依頼もほとんどないらしかったり(それプーじゃないの)。
ジャンプが好きで毎週欠かさず読んでいたり(少年か)。
飲みに行って朝帰りして二日酔いになって依頼をおじゃんにしたり(本当にバカ)。
パチンコが好きだが、大概負けているらしい。次こそはと挑戦しては負けるらしい(バカだ、バカすぎてちょっとキュンとした)。
甘いものが好きだったり(嬉しそうな顔で食べる姿にキュン)。
怖いものが苦手だったり。これは神楽ちゃん情報だ(大の大人の男が幽霊に怯えるとか……ちょっと可愛い)。


…………私はダメンズ好きかァァァァ!!!!
ちょ、幻滅するどころか好きになってきてどうするんだ!キュンって…キュンって何!?
パチンコ好きとかダメじゃん!ダメンズの証みたいなもんじゃん!キュンってするところじゃないじゃん!そこは幻滅するところだろォォォォ!?
大の大人の男が幽霊に怯える姿なんて実際に見たら情けないぞ!?銀時さん以外のを想像してみろ、ドン引きだから!!あれ?銀時さん以外って肯定しちゃった!?
え?正気?正気なの?気の迷いじゃないの?
恋は盲目って言うけど嘘でしょ?私、冷静だよね?冷静な目で見てるよね!?
アンタがキュンキュンしている相手って、ただのマダオだからね!?



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そんなわけで、一目惚れを信じない夢主と、一目惚れして何とか振り向かせたいけど悪戦苦闘する銀時さんとそれぞれの視点を書きたくて書けなかった話。


なんとか続きを書けたら、トップのリハビリ部屋でアップしたいと思いますー。