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晴れ空で銀魂に転生しちゃったよ!

パソコンを整理していたら出てきたネタ。


晴れ空の夢主:ヒロ が、

銀魂に

いつの間にか転生しちゃった。

そんなネタです。


















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「あれ?」


我を取り戻す、とでも言うべきか。
ヒロは唐突に意識が戻ったかのような錯覚に陥った。
実際はそんなことはない。
今まで立って歩いて遊んでいたのだ。
意識がなかった状態なのでは決してなかった。
だけれどそう錯覚したのだ。
呆然としたままヒロは己の手を目の高さまで上げてみる。
小さなぷっくりとした幼児特有の手である。


「え?」


見間違いようもなく、自分の手だった。
自分の手であるのは間違いようないのだが、それでもヒロは疑問を口にした。


「だれのてだ、これ」


舌足らずな声も、手も身体も自分のものではないかのようだった。
いやだがしかし、これも確かに自分のものなのだ。
5年間生きてきた、自分の身体。
だけれど、20数年間 生きてきた自分の身体ではなかった。


「…………なんじゃこりゃーー!」


叫ばずにはいられなかった。

そんな5歳の夏。
 

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どうやら転生したらしい。

死んだ覚えは一切ないが、20数年間生きた己は新たに5年間生きていたようだ。
5年間の生活は朧げながらに覚えている。
どうやらその5年間は、前世とやらの記憶がない状態で暮らしていたようだ。
前世では六道骸、という存在がいたお陰で解釈は比較的早くなり助かった。
しかし、いつ死んだのかも分からないのだから納得は遅かった。
そして何より、20数年間に蓄積された常識が通用しないからこそ余計に混乱は大きかった。
だが今じゃ……


「おーい、ヒロくん。メシまだ?」


「お腹空いたネ!お腹と背中がくっついちゃうアル!」


「るせーー!!俺はお前等の母親じゃねーんだぞ!!!!」


何か天人ってやつがウジョウジョいる世界で生きてるよ!


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5歳の頃、天人はいなかった。

ただその時は、己の持つ記憶からは過去となる日本という世界にいることに混乱するだけで済んだ。
転生して時間を遡るってどういうこと?

何コレ、何なのこれ。目覚めるなら早く目覚めろよ!

そんな葛藤を過ごすうちに乳児におこるはずの知恵熱により倒れる。
そのお陰でゆっくり考える時間をもらえたのだから、まぁ、助かった。

数日後には熱も下がり、寺子屋へと行くとそれなりに友人はいた。
やはりというか性格上、異性の友達ばかりだった。

……というか、奴等は自分の性別を勘違いしているようだった。

まぁ、そりゃあ子どもの頃の性別は分かりづらいのかも知れないが、それはないだろと言いたい。
言っておくが男装とかしていないから な、お前等の目は節穴か。
それからの時の流れは速かった。
特に記憶に残った出来事だけ語ろうと思う。

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ある時、寺子屋の皆と川へ水浴びに行った。
服を着たままの水浴びであり、未だに幼いため男女関係なく遊んでいると、いつも生意気な子どもに見られてしまった。


「お、おま、『ピーーー』はどうした!?」


取り合えず川に沈めておいた。

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それから数日後。


「なぁ、高杉の奴、最近お前のこと避けてね?」


「避けてるな。女だと分かると意識するなんてムッツリな奴だ」


「ですよねー、アイツって隠れムッツリだからさー…………って誰が?」


「高杉がムッツリ」


「違ぇえよ!!高杉がムッツリなのは知ってるよ!!誰が女!?何が女!!?って言うか女って何!!?」


「女女うるせぇな、この天パぁぁ!!」


取り合えず地面に沈めておいた。

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そして同時刻。


「何をしているのだ、銀時は」


「沈ませた」


「おなごに沈まされるとは、情けない奴だ」


「………………」


「どうした?」


「いや、その、あまりの予想外に、もう何て言っていいのか……正直、お前のことただのヅラだヅラだとばかり侮っていた、すまん、ヅラ」


「ヅラじゃない、桂だ!」

 
この頃から叫ぶのが日常と化して来た気がする。

それもこれもあの馬鹿三人衆のせいだ。



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ここまででした!!

私としては高杉相手のギャグの予定だったり。

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