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【漢字の話】 きち の話


」は
耳口の「くち」では無くて
神様への祈りの祝詞を入れる「」と言うのを以前に書きましたが

その「口」を守る字も沢山有ります


(きち)
上の「」が戦士階級の者が地位の象徴として持つ
小さなマサカリの刄の部分です

そのマサカリの刄を
」の上に置いて祈りの効果を守るのが
(きち)と言う字です。

それで祈りが実現すれば
幸せ」となるので
よい」の意味となりました。



【漢字の話】 い の 話

(えつ)
と言う字は
まさかり」の形をそのまま表した字です。




↑前回までの話



(い)
「女」に「戉」を加えた字です。

`女´は廟(みたまや)の中で先祖の祭りをしてる女性です

その女性に
(えつ)」の「霊的な力」を加えて清めると言う字です。

そうやって
「威儀(いぎ)」を正して「おごそか」な姿になるのがの元々の意味です

(威嚇)などの
おどす」「おそれさせる」の意味は後から出来た意味です



【漢字の話】 えつ の話

(王)〓王様
(士)〓戦士

「父」は金属製の鉞(まさかり)や斤、斧(おの)を持ち、その霊力により
その身分を象徴した文字です

この
別の(オノ)を表す

(まさかり)
旁の部分は

(えつ)
と言う字が元々の字です。
これは
まさかり」の形をそのまま表した字です。


この
「戉」を含む
(えつ)
「走(そう)」と「」を併せた字です。

「走」は「行くこと」
困難な場所をこえる時に
「戉」の霊的な力を身に付けて行きました

ですから
困難な場所を越えて行く時には、この
「戉」の霊的な力を身に付けて行くことを
」と言います




【漢字の話】 ちち の話

「王」は大きな鉞の刄の形

「士」は小さな鉞の刄の形
いずれも、実用品では無くて、権威のシンボルとして有りました




(ふ)
下の×は(又(手))の事で
斧を手で持つ形の字です

この斧も木を伐る為の道具では無くて、
ちち」としての指揮権のシンボルです

昔は内の中で父親は権威が有って威張ってました。

ですから
家で指揮する人と言うことから「」の意味となりました。

その「父」が手にシンボルの(おの)

(おの)と言う文字となりました。

【漢字の話】 ざい の話

の小さな鉞の刄も身分を示すシンボルで
」とは戦士階級の人を表します


前回までの話



(おう)の字は
現在では
「才」と「土(ど)」で書かれますが
実際は
「才」と「士(し)」で書かれた字でした、


この「」の字は
目印となる木に横木を渡し、その十字形の部分に神様への祈りの祝詞を入れた器を掛けた事を表す字です、

そうすると目印の木の場所が神様の力で神聖な場所となるのです

その神聖な場所に
小さな鉞の刄を置いて守るのが「」です

そこは神聖な場所として
ある」と言う意味になりましたが
後に全ての
ある」の意味となりました。


また
の「士」が「」になった
(そん)
その神聖な場所「」の力で「」が神聖な力を得て
その「」の存在が保証されて「ある」ことです。
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