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さよならにしよう。

大切な、モノ。


手にしたら弱くなってしまって、ひとりだったときの強さは取り戻せない。それは、どちらが寂しいこと?

ツケが回って来た、としか言いようのないことだ。今まで犠牲にしてきた自分、相手、全てが亡霊になって追いかけてくる。壊されてしまうことは覚悟の上だった、だけど一体なにを得ながら生きてきたんだろう。今更になってひとりが良いと泣いて、また立ち止まったまま、来るはずのない救いを待っている。アンビバレンスで身動きもとれずに苦しくなるばかりで。


そんな私になにを期待するというんだ、救ってもらえるとでも思ったか?

誰にも殺させない、私を殺せるのはひとりだけだよ。




覚めない夢は終わりにしよう。どんな終わりでも受け止めよう。 

泣かないで、と泣く。

欲しかったものを手に入れたら、呆気なく弱くなる。飛び散った言葉たちを拾うことが出来ずに、呆然と小さくなっていく。最低な夜が過ぎる。形の無い、不透明なことを抱えて、割れていく記憶を無くす。

こうやってどんどん忘れていくのか、と怖くなる。

忘れてしまいたいことは覚えているのに、忘れたくないことばかりを失っていく。
どうやって繋ぎとめれば良いんだろうと泣きたくなる。


全部嘘、半分が本当。


冬がくる。どうにも出来ないまま過ぎていく時間を眺めている。

愛だって勝てるって言ってみて。

自分の存在価値を考える。

無価値なものにも価値がつくようなこんな場所で、私はいつまでも私を持て余していて。どうしたら、手を伸ばせるのか。どうしたら、取り返せるのか。

なくなってしまったあの日から、死はより近いものとして傍にあって。
今までだって、すぐ隣に居たのに。

どこへ行ったのだろう。
ずっと、ひとりで居るんだろうか。
私のなかでひとり、もういちど死ぬんだろうか。

だれかに愛される自分は好きでも、誰かを愛する自分は好きか?
だれかに殺される自分に恍惚としても、誰かを殺す自分に恍惚と出来るか?

答えはどちらもノー。

愛情なんて自己愛の変形でしかない。

それでも、そのなかで、幻想でも良いから、人を愛する自分を見たい。そうやって弱くなっていく自分を見てみたい。愛も私も、勝ちたい。
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