大切な、モノ。
手にしたら弱くなってしまって、ひとりだったときの強さは取り戻せない。それは、どちらが寂しいこと?
ツケが回って来た、としか言いようのないことだ。今まで犠牲にしてきた自分、相手、全てが亡霊になって追いかけてくる。壊されてしまうことは覚悟の上だった、だけど一体なにを得ながら生きてきたんだろう。今更になってひとりが良いと泣いて、また立ち止まったまま、来るはずのない救いを待っている。アンビバレンスで身動きもとれずに苦しくなるばかりで。
そんな私になにを期待するというんだ、救ってもらえるとでも思ったか?
誰にも殺させない、私を殺せるのはひとりだけだよ。
覚めない夢は終わりにしよう。どんな終わりでも受け止めよう。
2012-11-26 00:31
欲しかったものを手に入れたら、呆気なく弱くなる。飛び散った言葉たちを拾うことが出来ずに、呆然と小さくなっていく。最低な夜が過ぎる。形の無い、不透明なことを抱えて、割れていく記憶を無くす。
こうやってどんどん忘れていくのか、と怖くなる。
忘れてしまいたいことは覚えているのに、忘れたくないことばかりを失っていく。
どうやって繋ぎとめれば良いんだろうと泣きたくなる。
全部嘘、半分が本当。
冬がくる。どうにも出来ないまま過ぎていく時間を眺めている。
2012-11-18 16:46
自分の存在価値を考える。
無価値なものにも価値がつくようなこんな場所で、私はいつまでも私を持て余していて。どうしたら、手を伸ばせるのか。どうしたら、取り返せるのか。
なくなってしまったあの日から、死はより近いものとして傍にあって。
今までだって、すぐ隣に居たのに。
どこへ行ったのだろう。
ずっと、ひとりで居るんだろうか。
私のなかでひとり、もういちど死ぬんだろうか。
だれかに愛される自分は好きでも、誰かを愛する自分は好きか?
だれかに殺される自分に恍惚としても、誰かを殺す自分に恍惚と出来るか?
答えはどちらもノー。
愛情なんて自己愛の変形でしかない。
それでも、そのなかで、幻想でも良いから、人を愛する自分を見たい。そうやって弱くなっていく自分を見てみたい。愛も私も、勝ちたい。
2012-11-5 21:28