俺も含めて、男ってどうして女性を神聖化したがるんだろう。愛情なく慰めあったって何も変わりはしないのに。存在する意味を見出せずに、欲望を貪ってばかり。大人みたいな中高生はいつも愛に餓えていて、媚びて歪んだ微笑を浮かべている。何処に向かってる?何を欲しがってる?綺麗なイメージを持ち続けて、何を求めている?

それはともあれ。なんだか、男は愚かで、女は馬鹿。こういうこの世の真理は決して否定的な意味などではないのだけれど、少なくともこの先何年か、僕はそれに「心」を委ねることは出来なさそうです。そういうことが理論ではないことはわかるし、嵐のごとく耐えがたく襲ってくる経験もあるけど。受験とか関係なく、その中のひとりを神聖化して恋するという芸当は、最早これからの僕には無理だと思うのです。

にもかかわらず、それは来る。どれだけ嫌がってても、抵抗し得ない落雷のように不意に訪れる……いつの日か。それは理論で説明できる事ではないのをわかっていて、何故このように書くのかというと、目の前の現実を受け止めたいからです。目の前に転がっている明白な出来事や事実を、楽観も悲観もなくちゃんと理解して、前を向いて歩くだけで変わる何かもあると思うのです。