藤原竜也がカンテレ・フジテレビ系の連続ドラマで初主演を飾り、同学年38歳の真木よう子が共演する『青のSP(スクールポリス) 学校内警察・嶋田隆平』が、2021年1月期に放送されることが決定。あわせて竜也君のアクションシーンをおさめた特報(youtu.be)もお披露目された。なお2人の共演は2003年公開の[バトル・ロワイアル II/鎮魂歌(レクイエム)]以来、約18年ぶりで、テレビドラマでは初共演。
「もしも公立中学に警察官が常駐したら?」という架空の設定を描く1話完結型の学園ドラマ。藤原竜也が演じる常に冷静沈着な毒舌家、警視庁捜査一課の敏腕刑事で、日本初のスクールポリスに志願した着任した嶋田隆平が挑むのは、表向きはどこにでもある赤嶺中学校に潜む様々な問題。SNSトラブル、薬物疑惑、盗撮事件、マタニティハラスメント、セクシャルハラスメントなど、世間を騒がせる社会問題がテーマとなっている。特報で浮かび上がるモットーは「守ってやるが、容赦はしない」という言葉通り、生徒であっても教師であっても、法に触れれば容赦無く手錠をかける嶋田。映画のアクションを監修しているチームが集結したスリリングなシーンを交えながら、強引で想像を絶する手法により悪を成敗するさまが描かれる。映画のアクション監修も手掛けるチームの指導で体当たり演技に挑む。
今作のみどころは、毎話あぶりだされる“悪”を成敗する“爽快感”。“校内に警察がいる”という特殊な設定の中で起こる事件の犯人をスクールポリスが次々と成敗。“守ってやるが、容赦はしない”の言葉通り、教師でも生徒でも、法に触れれば容赦無く逮捕。嶋田は想像を絶する解決方法でトラブルに対処する。荒療治と思われる強引な手法だが、学校も生徒の心にもさまざまな変化が起こっていく…。
さらに、物語で気になるのは嶋田の過去と目的。子どもたちに対して冷酷で容赦ない面と、命の危険から子どもたちを守る面を持つミステリアスな存在の嶋田。そんな嶋田の秘められた過去が次第に明らかになっていく。スクールポリスは、敵なのか、味方なのか。そして、 警視庁捜査一課の敏腕刑事からスクールポリスとなった“目的”とは。
嶋田の過去やスクールポリスに志願した目的が明かされていく展開で、悪を成敗する“爽快感”とアクションシーンが見どころになるという。竜也君にとって、フジテレビ系のドラマ出演は2017年10月放送の[世にも奇妙な物語'17秋の特別編]の一編[夜の声]以来、同局系列の連ドラ主演はこれが初。
一方、真木よう子演じる赤嶺中学校の国語教師・浅村涼子は、聡明で職業意識の高い3年1組担当の熱血教師。スクールポリス制度に関しては、当初から反対しており、“学校に警察官がいるなんて不自然”と考えている。常に生徒の側に立つため、罪を犯した生徒に対しても無情に手錠をかける嶋田とは、たびたび衝突を繰り返すというキャラクター。真木サンは、ドラマ[わたしたちの教科書;'07]以来の教師役。
脚本を手がけるのは、[金田一少年の事件簿]シリーズ、[遺留捜査]シリーズや映画[スマホを落としただけなのに]の大石哲也、[GTO]の山岡潤平、[俺のセンセイ]の小島聡一郎の3名。演出に、ドラマ[眠れぬ真珠 〜まだ恋してもいいですか?〜][ダイイング・アイ]などの国本雅広、ほか白川士、高橋貴司らが名を連ねる。
▽藤原竜也コメント
・ドラマ出演が決まって
僕は、今作のお話を頂くまで『スクールポリス』という制度を知らなかったんですが、撮影を重ねていくうちに非常に興味深いテーマだと感じて、自分も学びながら演じさせていただきました。自身のセリフでもあるんですが、無いに越したことはないけれども『スクールポリス』制度はあってもいいんじゃないかという時代になってきている気がします。すぐそこの未来を予言しているような、新しいタイプのドラマになっていると思いますね。
・真木よう子の印象
よう子ちゃんは、みんなが割とほっこりするようなNGを出します(笑)。なんか、計算なのかわからない…“私でした!?”みたいな。そういうところで、緊迫したシーンでもスタッフの方々も和むから、彼女の人柄なんだなーと思います。あと、まじめです。監督の要求するものに瞬時に判断して、演出に応えていくことができる方で、もちろん自分で用意してきたものもあるでしょうが、非常に落ち着かれているなーと感心しましたね。僕なんかは、“いらないんじゃないですか?ここなんかは?”なんて適当なこと言ったりしちゃうんですが…(笑)。
だからこそ、真木さんのように役に真摯に向き合う方がいて、僕としては心強かったです。
・ドラマの見どころ
ここまでアクションで体のぶつかり合いがあると思っていなかったので、爽快感があると思いますし、今この時代に見ていただいて、明日も頑張ろうと思っていただけたらいいなと思います。警察のエンターテインメント作品としても見ていただけますが、悩んでいる子供たちの救いになる様な作品になっていればいいなとも思います。そのような言葉やシーンがたくさんありますからね。
エンターテインメント作品である一方、「頑張らなくていいんだ」とか、背中を押してあげられるドラマになってくれたらいいなと思います。
▽真木よう子コメント
・ドラマ出演が決まって
スクールポリスの制度自体を知らなかったので、まずそこに興味を持ったのと、学校に警察がいるという状況がなかなか想像しにくいので、ドラマとして見たいなというふうに思いました。私の役も、いつも演じているような男勝りな役とはちょっと違って、熱血ではあるんだけれどもちょっとおっちょこちょいというか、先走ってしまうようなところがある一生懸命生徒思いのある女性教師という役どころだったので、そういう役をいただく機会ってあんまりないのでそれがうれしかったです。
・藤原竜也の印象
藤原さんと共演するシーンが多く、一緒に話していて楽しいし、すごく面白い人。ひょうひょうと演じていながらも、芝居どころはしっかり決めてくる。 芝居もすごく技術力があって勉強になるので尊敬しながらご一緒しています。藤原さんと一番初めに共演したのが『バトル・ロワイアルII』で、今回のドラマに登場する3年1組の生徒みたいな感じでした。19歳とかで同じ年なんですが、藤原さんはその頃から確固たるスターみたいな感じ。私はオーディションで選ばれた生徒の役でしたので、もうその頃から「藤原さん」という感じだったので、ドラマの話をいただいた時は“同じ年だけど初めは敬語で接しなきゃいけないかな?”等と、すごく不思議な感じでした。
・ドラマの見どころ
教師という役をやっているから思うところではあるんですけど、教師という職業についている人にはぜひ見ていただきたいです。あとはやっぱり子供を持つ親にも見てほしいです。スクールポリスを導入される学校のなかで、翻弄されていく生徒たちと葛藤していく先生たち、学校って様々な要素がいっぱい入っているし、リアルな中学生の悩みとかもあるので、中学生にも見てほしいと思います。さらに、隆平がなぜ、スクールポリスになったのかが一番の軸ですから、ここは、男女とか性別とか関係なく、ミステリーとして楽しめると思います。
▽プロデューサー・河西秀幸(カンテレ)コメント
このドラマは「もし学校内に警察官が常駐していたら…」という異色の設定でお届けします。これまでの学園ドラマは教師の奮闘を描いてきたものが多い中、警察官×学校という化学反応はさまざまな混乱や反発を招きながらも、学校や生徒の心が次第に変わっていきます。
今、学校で起こっているようなリアルな問題を1話完結で描きながら、謎めいたスクールポリスの正体が徐々に明らかになっていきます。スクールポリスの言葉や行動は冷徹にも思えるかもしれませんが、きっと見て下さる方の心に突き刺さると思います。
スクールポリスは学校にとって救世主なのか?それとも害悪なのか?是非について賛否両論あるとは思いますが、エンターテインメントドラマとしてぜひ、たくさんの方にご覧いただきたいと思います。
■『青のSP(スクールポリス)─学校内警察・嶋田隆平─』
カンテレ・フジテレビ系 2021年1月スタート 毎週火曜 21:00〜