俳優の菅田将暉が、ドラえもんと初タッグを組んだ。3DCGアニメーション映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌を歌う。本来は8月7日公開予定だったが、コロナ禍で延期となり、ようやく11/20の封切りが決定。それに伴い、主題歌もベールも脱いだ。あわせて【虹】が流れる予告編(youtu.be)がお披露目された。
14年に封切られた[STAND BY ME ドラえもん]は、藤子・F・不二雄生誕80周年記念作品として、<ドラえもん>史上初の3DCGアニメとして公開され、<ドラえもん>の世界に入り込んだかのような圧倒的な映像、大人も泣けるストーリーが話題となり、興行収入83億8000万円を記録。世界中で公開され、全世界興行収入が100億円を突破するなどヒットを記録した。
第2作となる本作は、前作に続き、監督・八木竜一、共同監督&脚本・山崎貴の名コンビが担当。原作の中でも名作として知られる[おばあちゃんのおもいで](小学館・てんとう虫コミックス『ドラえもん』原作4巻)をベースに、オリジナル要素を加えて再構築したストーリーが展開する。キャストは水田わさびら<ドラえもん>おなじみのメンバーに加え、妻夫木聡が大人になったのび太役を続投、宮本信子がのび太のおばあちゃん役でドラえもんと初のタッグを組む。
菅田君自身初のウエディングソングで、タイトルは【虹】(11月25日発売)。親交の深い歌手石崎ひゅーいが詞、曲を書き下ろした。表現したのは永遠の愛を誓う夫婦の思い。♪一生そばにいるから 一生そばにいて 一生離れないように 一生懸命に――、♪ママの優しさとパパの泣き虫は まるで僕らのようでさ 未来が愛おしい、といった、新郎新婦やその両親の心に寄り添う一曲だ。
昨年の夏に「ウエディングソングを作ってほしい」というオファーを受け、試行錯誤を繰り返し約1年かけて完成させた。「家族」をテーマに書かれた歌詞は、夫婦となる新郎新婦やその両親、それぞれの思いに寄り添う詞となっている。聞く人をやさしく包み込む温かい曲調に、「家族」をテーマに書かれた歌詞で令和のウエディングソングの定番となりそうだ。
[STAND BY ME ドラえもん]の第1弾主題歌となった、涙を誘う叙情的な歌声で120万ダウンロード以上の数字をはじき出した、秦基博の[ひまわりの約束]は結婚式の定番曲となったが、業界関係者は菅田君の『虹』についても「若い世代を中心にウエディングソングの新定番になる」と期待している。
また、解禁された新予告は、10/16(金)より全国の劇場にて上映開始となる。10月17日からは、レギュラー放送アニメ<ドラえもん>のエンディングとしても使用される。
今回の発表を記念し、菅田君とのコラボスチールも披露。写し出されているのは、3DCGのドラえもんとのび太とともに、タケコプターをつけて大空を飛ぶ菅田君の姿。楽曲タイトルでもある虹をバックに、ドラえもんの世界に菅田君が入り込み、夢の共演を果たしている。誰もが夢に見るタケコプターを付けたことに対して「今までの仕事とは違った喜びを味わえました」(菅田)と喜びのコメントを寄せている。
さらに公開された予告編は、おばあちゃんの「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃった」というせりふから始まる。のび太とドラえもんが過去のおばあちゃんに会いに行くシーンや、のび太の「僕がしずかちゃんとの未来を必ず取り戻す」、おばあちゃんの「のびちゃんは本当の強さを持っているんじゃないのかい」という言葉が登場する。おばあちゃんの一言から、過去・現在・未来を飛び回るのび太とドラえもん。そこで、たくさんの愛情でのび太を包む両親やおばあちゃんの姿を目にする。少年のび太の思い、しずかちゃんを愛しているからこその大人のび太の思い、おばあちゃんの優しい言葉と主題歌の温かさも相まった予告編になっている。
併せて解禁された本ポスタービジュアルには、のび太としずかちゃんのウエディング姿を見つめ、目に涙が浮かべるドラえもんが。「おばあちゃん、僕は誰かを幸せにできるかな?」「ドラ泣きふたたび。」というコピーが添えられている。新たな“ドラ泣き”を予感させるビジュアルとなっている。
本作はIMAX(R)での上映が決定し、現在日本にIMAX(R)が導入されている全38館で公開初日の11/20より公開される。
◎あらすじ
ドラえもんとのび太が一緒にいることが日常になった<現在>のある日、のび太は部屋でくまのぬいぐるみを見つける。それはのび太が幼稚園の頃に亡くなってしまったおばあちゃんが繕ってくれた、大切な思い出の品だった。
大好きだったおばあちゃんを思い出し涙が止まらなくなったのび太は、タイムマシンでおばあちゃんに会いに行きたいと提案する。反対するドラえもんだったが、直接会わずに様子を見たらすぐに帰ることを条件に、のび太が3歳だった<過去>へ出発。
会いたい気持ちを抑え陰からこっそり見ていたのび太だったが、おばあちゃんに見つかってしまう。小学生になったのび太の姿に驚きつつ、あの頃と同じく優しく受け入れてくれるおばあちゃん。「あんたのお嫁さんをひと目見たくなっちゃったねぇ」そんなおばあちゃんの一言から、願いを叶えるために<未来>へと向かうのび太とドラえもん。
しかし、結婚式当日、逃げ出してしまった大人のび太。<過去><現在>、そして<未来>を舞台に、ドラえもんとのび太の大冒険が始まる。
▽菅田将暉コメント
物心ついた頃から当たり前のようにそこに居て、当たり前のように見てきたドラえもん。いっぱい笑っていっぱい泣いていっぱい勇気をもらったドラえもん。
まさか自分がその一部を彩ることになるとは。とてつもなく高揚しております。沢山のありがとうを込めて、誠心誠意歌わせていただきます。
▽石崎ひゅーいコメント
恋人や家族や友達、あたりまえに過ぎていく日々の中で、忘れがちな「ありがとう」という言葉を、いつもあたりまえのようにそばにいてくれる人達へ純朴に伝える歌です。
菅田くんのまっすぐな歌声が、ドラえもんの優しい世界をより鮮やかに彩っていると思います。楽しみにしていてください。
▽阿部秀司プロデューサー コメント
やはり、前作の「ひまわりの約束」という楽曲を超えなければならない!と、いうのが最大の命題でした。誰が担えるかと考えていた矢先、「love」というCDを聞きました。役者・菅田将暉は、ミュージシャンとしての実力もまた、第一級だと感じ迷いなくオファーしました。石崎ひゅーい氏とのタッグは菅田くんサイドの提案でした。「SBM 2」のテーマは「のび太の結婚式」ゆえに、今後、結婚式で歌われる様なメジャーな曲を!という大雑把なオーダーでしたが見事に打ち返してくれました。デモを聴いた瞬間に名曲誕生の確信を得ました。