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【トロイメライ】

少し前に完結した「トロイメライ」に関して少し触れようかとおもいます。


「トロイメライ」は今年一番最初に更新した作品で簡潔までに9カ月を費やしました。
今作をつくったきっかけはヒロインが「殺してくれ」とニールに切望するが、ニールは「生きてほしい」と願うシーンがふと浮かんだことがきっかけです。

最初は短編にしようと思ったのですが、長編で構成した方がよりそのシーンに重みを出せると思ったので長編用に構成し直しました。
構成していくうちにヒロインの設定がユニオンであったり、フラッグ大好きになったのは完全に趣味が入りました。笑

でも全編通してお固い感じだったので一話だけでも緩い一面が書けたのはとっても楽しかったです。


今作では特に人の生き死にに関することに触れていきました。
行き死にに関すること、ましてや自分の命を途絶えさせることは軽く口に出来ないと私は思っています。
困窮した状況で言う言葉なら、尚更重みがある。
だけどそれでも、生きていなければ次の望みも生まれてこない。
勿論希望だけでなく、絶望も絶えずやってくるけれど、それでも生きていること自体に意味は必ずある。
そしてその意味が誰かのためになれば、それほど嬉しいことはないと思います。

序盤ではあまり考えていませんでしたが中盤以降はそういうことが記せればいいな、と思い書き上げました。


だけど失敗したな〜、という点がありまして……ヒロインはもの凄くフラッグファイターとして誇りを持っていて仲間思いなのに惚れた腫れたで解決してしまったのは何だが安直というか薄っぺらかったかな〜、と…。

もうひと悶着あってもよかったな、と思ったのですが今回はこれが限界でしたorz
余力があれば書きなおしたいと思います。

失敗その二はヒロインが独房から逃げ出すところ。
いくら電気系統がシャットダウンされ、軍人とはいえ女子が扉を蹴破れるとは思えません。←
だって2ndで沙慈が収容されてた独房のドアの音ってめっちゃ重たかったし!
誰かが様子を見に来た時に脱出…とも思ったのですがこのときソレスタルビーイングが戦闘したのは人革連という設定で「大国の威信」を想定して書いたので…誰も独房の様子なんて見に来ない、と。
となれば蹴破るしかなくなってしまいました。←


因みにタイトルの「トロイメライ」は「夢」という意味がありません。
特に意味はなく、語感で選びました。
長編はわりと語感で決めてるもの多いです。←

あとビリーとは親族関係というのも後付けです。
番外編【again】も後から付け足したものなので本編と噛み合ってない点があります。
最悪ですねすみません。
でも二人とも公私混同しないタイプということで執務中はヒロインが敬語を使ってるということにしておいてください。←


それから今作は冒頭でMS戦がありました。
戦闘シーンは初めてだった上に、ましてやMS。
分かりにくい描写だったかもしれませんが勉強になりました。
今後またこういう機会があったらもっと上手く表現したいです。


最終話でヒロインが何故危険だと分かっていて何故攻め入ったのかの回答でニールが「ソレスタルビーイングだからだ」と答えるシーンがありましたが、あれは書いてる途中でおやっさんが発言してしまい、危うくニールの出番なく、「おやっさんかっけー!!」な展開になるとこでした。笑

気づいてほんと良かった。



今作でははじめて戦士のヒロインを書くことができて、気丈な感じが他ではあまりないキャラだったので楽しかったです。


あまり甘いシーンはありませんが、何か皆さまの心に残れば幸いです。
完結まで時間がかかってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!!
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