言葉にするのが難しくて
無理に形作ると軽くなってしまう。
『今は戦う』
彼の確固たる意志の言葉はとても重々しかった。
家族を想って闘う彼に戦場なんて似合わない。
彼に闘うことを与えた世界が憎い。
それでも彼が最期に、皮肉だとしても笑えたのなら
少しは意味のある世界なのかもしれない。
ニールが生きていた意味が刹那たちの中で芽生えたのなら
彼がそこにいた意味は充分あったのだと思う。
『ロックオン・ストラトス』として生きた間も
憎しみだけに囚われていないと信じてます。
家族を失って、テロを憎んで、ソレスタル・ビーイングにいた彼には難しいかもしれないけど
どうか幸せな記憶の中に浸れますように。
鳴り響く声は彼のためだけに−。