朝方まで作業して
始発から3本目の電車に乗って
おうちに帰った。
薄暗いツンツンした空気
朝は毎日今日を始める
でも私にとっては終りの朝。
シャッターを閉めて真っ暗にして眠る眠る眠る。
近所のやけに明るい女子高生の声が煩い。
でもベッドに沈んだら
再び浮かび上がった頃には
もう昼で
シャッターを開けると春みたいな温かい光がさしていた。
カラオケで
春一番をうたう季節だなぁと
ぼやぼやな頭で
ぼやぼやな歌詞を歌う
ぼやぼやした日
生きる事は積み重ね
って本当なんだなと最近本当に思います
だんだんと"大人"というものになっていくたびに
毎日が本当に苦しくて。
昔はなかったのに具体的な理由もなくぽろぽろ泪がでてきそうで
そういうとき
私の背中には21年分の
悲しみも苦しみも
傷つけられた事も傷つけた事も
捨てた人も去って行った人も
崩れてしまった友情も
崩してしまった関係も
全てどっさりと積まれているからなんだなあとおもうのです。
くるしくても
つらくても
降ろしてはいけなくて
忘れてもいけなくて。
"大人"になるって言う事は
大切なモノを大切にできる事ではないかとおもうのです
大切な夢を何らかの言い訳をして諦めて
大切な友人と疎遠になって
愛する人からの気持ちを当然と受け止めるようになる
そんな"大人"にはなりたくないのです
それなのに、年をとるたび
たまに自分からそんなにおいがするときがある様な気がして
ヘドがでるほど嫌になる。
血が滲むほど自分自身を掻きむしりたくなる。
だから
どうか、どうか
忘れないように
一歩一歩
溢さないように
そうやって歩いて行こうと思うのです。