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1Q84

簡単に感想を書いています
・個人的感想です
・ネタバレにはご注意ください





内容を全く知らない状態でBOOK1を開き、冒頭部分まで読み進めた時点でミステリー小説かと思いきや蓋を全開にしてみれば壮大な恋愛小説…という印象の1Q84。謎の全てが明らかになると期待して本を開いたのだが、実際に読んでみた率直な感想としては「BOOK2で終了して良かったのでは…?」だった。「謎や今後の事は読者のご想像にお任せします」にしたいのであればBOOK3は必要なかったかも…。BOOK4は出るのかな?だとしたらどんな内容になるんだろう…。

BOOK3の途中から青豆と天吾の思考に着いていけなくなり、逆に牛河に親近感がわく。それだけに牛河の最期は残念だったし仕方ないとはいえタマルを少し恨みもした。

ラストは思っていたのとは違ったかな。お客がタクシーから降りた理由は普通だし(急いでいたみたいで非常階段を利用して降りて行った…みたいなのを期待していた)、あれだけ強調していたシンフォニエッタがラジオから流れるわけでもなく…。普通の出来事を描く事により、普通の世界に戻ってきた事を表現したのだろうか?


色々期待外れはあるものの、超大作を苦痛なく読ませてしまう文章力は素直に凄いと思うし羨ましい。是非違う小説を読んでみたい。まあ何はともあれ、取り敢えず村上春樹さんの作品はお腹いっぱいなので今後数ヶ月は読む事はないかも。
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