※イケメン、ワセジョ、少年は地元で仲良しだった連中の呼び名。
ケータイをなくした話を詳しく書こうと思った。イヤ、結論から言うともう見つかったんだけども。
その日はイケメンの誕生日。
雨ざんざんぶりの中、人身事故によって遅れた終電の中にて0時すぎにメールを送信。
いつものようにすぐさま電話がかかってきた。
僕「今電車なんだけど」
イケ「じゃあ1時まで起きてるからまたかける」
そして電話かかってくる前までワセジョとメールしていて。
僕「ちょっと電話で聞きたいことあんだけど」
ワセ「急用?」
僕「うんまあ…。でもまだ電車なんだよね」
ワセ「早く寝たいけど1時まで待っててやるよ」
僕「しのびねえな」
ワセ「かまわんよ」
家帰ったらソッコー二件の電話をこなさねばならない僕。
今日も早く眠れねぇなー。
最近ついてねぇなー。
雨だし。
終電遅れるし。
とか思いつつ、電車をおりた。
改札を通ってから気づいた。
僕「はっ!!」
ケータイがない。
うそ。忘れた。
さっきまでメール打ってたのに。
終 電 に ケ ー タ イ 忘 れ た 。
…笑いました。
はっはっはっ!!ウケる!
どんだけだ!
ついてないよーいちでも俺よかついてるわ!!!
でも10秒ぐらいあとには狼狽しました。
今日に限って電話の約束がニ件もある。
やばい。
二人とも俺の電話を待ってる。
ワセジョもイケメンも一人暮らしで、携帯ないと連絡できない。
どーする。
番号思い出すとか無理だし。
ドースル。
誰かの番号覚えてないかな。
と、帰り道雨の中試行錯誤。
僕「…あっ!」
元カノの番号覚えてる(笑)
なんか、生々しいな。とか思いつつ、帰ってから家電の前に立つ。
多少抵抗あるけども、最近は元カノというより友達という感じに戻りつつあるしね。
…行くぜ!
で、繋がった時の元カノCはえらくテンション低かった。
C「…なに?」
僕「おー助かったゼ!あのよー、じつはよーかくかくしかじか…」
温度差をものともせずに状況説明。
C、大変迷惑かけてごめんなさい、と内心申し訳ない。
でも、イケメン達にたどり着くにはCから二人ほど経由しなければならない事が判明。
すでに1時20分。
Cから教えて貰った高校の頃の友達に電話。そいつから少年に辿り着くハズ。
友達「ああ、少年の連絡先は知らないけどマイミクだよ」
何だソレお前。
妙な時代になったもんだぜ。
とか言ってる場合ではないので、mixiのメッセージ機能で僕んちの家電番号を送って貰う。
あとは少年からかかってくるのを待つのみ。1時40分。
この時僕はある事に気づく。
僕「…これもうイケメンもワセジョも寝てんじゃねぇか?」
流石にこんな時間まで待ってるほど、二人は僕に優しくない。
…今までの苦労って/(.^.)\
てかもっと早く気づけ僕(笑)
やってらんね、寝よ。
思い立ってベッドに潜った瞬間、けたたましく鳴る電話。
少年だ。
急いで電話に向かうも、起こされたオカンが僕より先に電話に出る始末。
オカン「こぴ、友達から電話」
深夜2時にそう言って電話を渡されたのは、初めての体験でした。
オカン、えらく怒ってました。
そりゃそーか。
結局次の日、二人に電話して謝罪した。
ワセジョ「おごれ」
イケメン「まあハタチのお祝いに何かおごれよな」
…世の中現金だな、と思った。
こういう時って本当にあるのだ。逆に楽しくなるほどツキがない時。
良い勉強になった。
まあ面白かったから良しとしよ/(.^.)\