毎日、髪に使うものと言えば、くしやヘアブラシではないでしょうか。
ヘアケア製品の中でも、特に髪や頭皮に触れる機会が多い道具なので、育毛治療を行っているのならそれに適したくしやヘアブラシを選ぶことが重要になります。
先がとがったものを使うと、頭皮が傷付き頭皮環境が悪化しますし、髪をとかすと静電気が発生するナイロンブラシは使用を中止してください。
お金はかかってしまうのですが、100%天然素材のものの方がおススメです。
乱れた食生活や睡眠サイクルなどを続けていると、抜け毛の進行を早め、毛根が大きなダメージを受けてしまうと、それだけ育毛剤の効果も薄れます。
育毛用のケア製品を使うことを検討されているようでしたら、従来の生活習慣をできるところから改善していくよう努めてください。
特に抑えておきたいのは、睡眠時間の確保とバランスのとれた食生活です。
食生活の偏重や睡眠不足(入眠しにくい、朝起きてしまうなどの睡眠障害を含む)は、肌や髪の再生を阻害し、抜け毛・薄毛を進行させますから、見直していきたいところです。
あくまでも乱れた生活サイクルを放置したままで、育毛薬の効能を満足に得られるかというと、正直言って難しいことだと思います。
マイナスの上にプラスを重ねることで、いくらかの効果が得られるとしても、トータルでマイナスが多ければ、もったいないことだと思いませんか。
帽子も使いようによっては、立派な育毛グッズです。
かぶると髪と頭皮が紫外線から保護されます。
春から夏の、紫外線の強い時期に、なんの対策もしなかった場合、秋の抜け毛の時期になると、抜ける量がずいぶん増えてしまうでしょう。
冬の間、紫外線は少ないのですが、寒さで頭皮の血管も縮んで、著しく血行が阻害されますから、冬もやはり、防寒のため、帽子はかぶっておくのが良いようです。
ただし、帽子の中で、頭皮が蒸れてしまっては困ります。
なので、通気性の良いものを選び、屋内では、帽子はしまっておきましょう。
未だに育毛というとまだまだブラシで頭皮をトントン叩くといったイメージを持っている人が少なくないでしょう。
そういう製品のCMを知らない世代にも意外に浸透しているのは驚きです。
育毛剤に付属していたブラシの専用ヘッドでなら効果があるのかもしれませんが、普通に頭皮をブラシで叩くと育毛するつもりが薄毛を助長してしまいます。
頭皮は髪に守られていて、衣類でこすれることもないため、たいへんデリケートです。
どのようなブラシであれ、頭皮が傷ついてしまいます。
もっと深刻なのは毛根にダメージを与えて抜け毛を増やしてしまうことでしょう。
丈夫になるどころか、発毛を阻害することになってしまうのです。
血行促進にはヘッドスパやマッサージが有効ですが、気持ち良いからといって爪をたてないようにしてください。
爪をたてることでとれるフケや汚れだと思う白いものは、刺激によって剥がれた本来ならまだ肌に残っているべき角質です。
過度な負担をかけないようソフトに行うのがコツです。
抜け毛は男性ホルモンによるもの(AGA)以外にも、さまざまな要因が関係しています。
ストレスは、その影響力も大きいため、無視できません。
対処しきれないほどのストレスを短期間に受けたり、長期的に過酷な状況に晒されると、休息しても回復が追いつかず、自律神経の乱れにより血行不順が生じ、消化機能や免疫機能がうまく働かない状態になってしまい、風邪をひきやすくなったり表皮のトラブルが生じやすくなります。
眠れなかったり、睡眠の質が落ちて、皮膚や毛髪の再生や維持に支障をきたすようになります。
育毛を行っても、マイナスの要素が多いので、効果が表れにくいでしょう。
ストレスを受けないようメンタル面やスキルを高めることも良いですが、過度に自分を追い込まないように、自分自身がストレスになってしまわないように気をつけてください。
趣味があれば没頭する時間を設けるのも良いですし、特に趣味がなくてもストレスから距離を置くことで、軽減したり解消する効果があるようです。
そうした時間を意識的に設けることが大事です。
ただ、深酒や過食にならないよう、気をつけてください。