羽仁 進
バッファローが鳴いた。それは、「自分はこれから死ぬ」ことを告げていた。
私は、そのあまりの悲痛な叫びに、耳をふさがれる思いがした。
死を悲しむ気持ちの深さ、重さには、人間も動物も、なんの違いもないのだ。しかし、私はだんだんに、「死は生の一部だ」と考えるようになっていった。
個の終わりは、本当に、生の終わりなのだろうか。
生は、死よりも、はるかに大きなものではないのか。だとすれば、人は死を悲しむ必要があろうか……。
生物の歴史・文化論・動物の世界・博物学を渉猟した、渾身の書き下ろし哲学。
2012-7-10 00:15
ローリー・アシュナー、ミッチ・マイヤーソン:著
水澤都加佐:訳
どうしても「心が満たされない」人たちの特徴とは――
◆手に入れたいと思ったものを手に入れても、すぐ不安になる。
◆自分が認められていないと思う反面、ほめられると不安になる。
◆人並みの成功では物足りない。人並みとは失敗と同じだ。
◆他人に頼るのが苦手。必要以上に自分を責める。
◆過去に味わった失望を無意識のうちに繰り返している。
◆不安や憂うつを感じるのはいつものこと。慣れっこになっている。
2012-7-6 10:35