その瞬間、恋が始まる。


著書『大人の男と女のつきあい方』(著者:川北義則)読んで賛同・納得した項目があった。

「つきあってください」で始まる関係なんて!

というサブタイトルではじまる。


告白。

いわゆる「告る」こと。


私も27年の中で、この「告る」という行為を何度かしたことがある。

ここ数年はその行為には及んでいないが・・。


きっとたくさんの人は「好きです、付き合って下さい」によって幕あける恋のストーリーに期待を寄せる。

テレビ番組でも

男性が好きな女性に愛の告白をし、手を差し出す。

「はじめて会ったときから好きでした。つきあってください。」

握手してもらえるとカップル成立。

握手してもらえないと不成立。

この告るという行為。

そんなに必要なものなのか!?!?

という話である。


この「付き合って下さい」という言葉に依存しすぎなのではないか。

この10文字の言葉を言うために、モヤモヤし、タイミングを見計らうことに

時間をいささかかけすぎなのではないかと思う。


3回デートしたから、そろそろ告白しようかと・・。

よく聞く話だ。

告白の基準はデートの回数ではない。


お茶にいき、映画にいき、居酒屋・バーにいき、2人の時間を共有している中で、

どうやって距離を縮めていくか、目の前の人の反応をうかがいながら

微妙な駆け引きをしていくのが大人の恋愛・・つまりデートの数を数える前に、

相手のココロを読み取る行為に徹すればよい。

「つきあってください」「はい、いいですよ」

この合格通知のようなものがないと、我々は不安なようだ。

川北も「つきあってくださいから始まる恋など格好悪い。」といっている。


27歳のボクが「話がある・・。好きだ。つきあってくれ」・・確かにスマートとはいえない。

好きな人との時間。

「あれ?これって付き合ってるの?」と思わせることが近道だと思ってる。


一昨日。

お気に入りの女の子とbarにいってきた。

彼女は夜中1時に仕事終わりにもかかわらず会ってくれた。

まず、この時点でちょっとした期待を持ってしまう僕。

仕事して疲れてるのにもかかわらず、どうでもよい男とわざわざ会おうとするものか?

それでも会うのなら、よっぽどの暇人だろう・・という仮説をたてた。


現代的なバーへ誘い、僕は「聞き魔」と化す。

仕事の話、過去の恋愛の話、家族の話・・いろいろと彼女の情報を聞きだす。

彼女は調子良さそうにどんどんしゃべる。

僕は「うんうん」と余計な助言はしない。

男は上からものを見る。

「いや、それはダメだよ。だから、○○すればいいんじゃない?」

と助言して、優越感にひたろうとする。また、それがカッコイイと思ってしまう残念な生き物だと思う。笑

僕は最近心がけているのは助言よりも、「情報」を与えるということ。

少ない経験によって得た助言よりも、確実な情報を与える方が聞いているほうは納得してくれる。 

事例として、「ボクの場合は○○だったけどねー」と参考程度に助言するほうがよいだろうな。

話をbarに戻す。


彼女は美味しそうにビールを飲み、タバコをふかす。

幸せそうにみえた。(そうあってほしいという願望 笑)


2時間がたった。

「今日遅かったから、またゆっくり飲みたいな」

と彼女が言った。半分社交辞令、半分本音と捉えよう。けど嬉しいね。

その後彼女は大きなあくびをしたので、

「じゃ、出ようか」と僕。


とにかく、相手を見る。
これが鉄則だということがわかった。

去り際は美しく・・だね。ダラダラしない。

最高の2時間だった。


次のステップ。
映画にでも誘ってみようかな。

ワンピースが観たいとかいってたな・・笑
うーーん・・我慢しようw