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新しい瞳

最近、貴方は何故か私の部屋に来る





セックスをするために





私は特に断る理由も無いから受け入れている





でも、キスは凄く嫌だ





無に近い





受動的なセックスやキスは、何も感じない





ただするだけ





私は完全なる受け身として、動く貴方を冷静に見る





なんだか同情すら生まれる





私の上で動く貴方を見ながら私は同情する





気が付けば事は終わり、貴方はまたキスを求めて来る





嫌だケド、可哀相だからキスをする




そうすれば貴方はニコッと笑って寝てくれる





やっと私も寝られる

なにしてんだろ

また見ちゃった





素敵過ぎて胃が痛む

準備

手始めに道具を揃えてみる

意外と安いね

綺麗なまま逝きたいカラ

それなりの準備は必要だよね



べつにさ、構って欲しいカラ書いてるんじゃないんだ

何事も準備は必要だろう



書く事によって救われるならそれで良いんだ

別に心から消えたい訳じゃないし



ただ万が一、急に居なくなった時の為に書いてるだけ

誰にも責任は無いよ

って教えたいだけ

退学

…除籍??



学歴は高卒か



笑えるわ



もぅこれで終わりの準備が出来た

豪華客船

旅をしよう


行き先は…アメリカ??


船の中には世界中の高級な店が立ち並び、入るのが億劫な程にキラキラと輝いている


変な奴に会う…名前は分からない


さっきまで別の人と楽しそうに話していたのに、何故か私の方に来た


乗船の時、一度目が合ったのは覚えてたけど、なんで私を選んだのだろう


そこには言語という概念がなくって、奴が私を選んだ瞬間から私達は恋人だった


ほろ酔いだった私は、出発の時刻も忘れて船内をデートした


奴は私と一緒に船に乗って行こうとしていた


でも私は帰るべき場所がある


そう言うと奴は少しだけ怒った様な顔をして、さっきの私を選んだ様に別の人と恋人になった


そして私は、同じ様に船の魔法にかけられた友人の手を引いて、碇を上げて岸から浮いた船から、黒い水に飛び込んだ


泳げない私は必死にもがき、友人と共に海に浮かぶバスに戻った


するとどうだろう、私と同じ様に踏ん切りの付かない人達が、バスを目指して泳いで来る


私はもう濡れたく無かったのだけれども、友人に言われ渋々浮輪を付けて皆を助けに行った


滴り落ちる水滴でバスが沈むんじゃ無いかと思うほど、皆ずぶ濡れだった


勿論帰って来ない人も居たのだろうけど、そんな事を一々調べないし、知った所でどうする事も出来ないのだ


数年後、奴は結婚していて一児の親でもあった


子どもの歳を尋ねると、『分からない』と言われた


旦那と二人で誕生日を決める所だったらしい


因みに、間違えなく自分が産んだと言っていた


そんなものなのかと素直に納得してしまった