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道化師と舞踏会

道化師は踊る
詩人は踊る





五感の薄まった夜

道化と詩人は友に踊る





生暖かい湯水

その中で足掻く道化





道化の力が及ばない世界

なんて不甲斐無いのだろう





道化の魔術では

彼を満足させられなかった





初めての挫折

苦汁を飲む思い





諦めはしない





眠りの森の道化師は今日も歌う
眠りの森の道化師は今日も踊る

道化師と魔法

沸き起こる怒り





私が何をした





介入する魔





強奪された友





何食わぬ顔





殺意を秘める心





全て壊してやろうか





粉々にして無となる





私は止まらない





私は止められない





永久に夢を蝕もう





この体が朽ちるまで





道化師の力で





甘く見てはいけない





眠りの森の道化師は今日も歌う
眠りの森の道化師は今日も踊る

道化師と愛の定義

相思相愛と言う言葉
道化師は嫌いだった





愛とはお互いが
想い成すこと





ならば相思相愛など戯言





一方通行の愛

それは恋と呼ぶんだ





他人に対する
無償の愛

それが存在するならば

世界は平穏を許す





親から子への愛
子から親への愛

時としてそれは
一方通行

でも愛は遺伝子に
組み込まれてる

そう信じたいんだ





だからやっぱり
相思相愛なんて嫌い





片側からの愛
そんなものが存在
するならば

その形を見せて欲しい
と願うんだ

そうすれば道化は
救われる





だってそうだろ

道化は愛が欲しかったんだから





眠りの森の道化師は今日も歌う
眠りの森の道化師は今日も踊る

道化師と星の王子さま

道化師は
星の王子が大好きだった





永久にこの気持ちが
変化しなければ

ずっと見ていられると
信じてた





でもね本当は違ったんだ





近くで飛ぼうと
していたから

その大きさに
気づかなかったんだ





頑張っても無理
そんな事は知ってたよ

でももう少しだけ足掻いて
みたかったんだ



もしかしたら…



それに賭けて
みたかったんだ





貴方が月であったなら

私はまだ追い掛けていた





貴方が星になった日から

終は見えていたんだよね





でもそれは貴方の
優しさなんだって
気が付いたよ





まだ自由には
飛べないけれど





いつか何も考えずに
君と飛べる日がきたら





私は幸福です





眠りの森の道化師は今日も歌う
眠りの森の道化師は今日は微笑む

道化師と選択

道化師は悩む
道化師は迷う





真実



模造





希望



偽善





どれを選べは良い





どれを棄てれば良い





何を欲するのか





何が正しいのか





全て現実





全てまやかし





一つしか選べない





選択の時は
いつか訪れるだろう





道化はそれが怖い





恐怖で縛られた選択





欲していた誘惑





求められる苦悩





全て真っさらな雪になれ





眠りの森の道化師は今日も歌う
眠りの森の道化師は今日も踊る
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