日付が変わってから髪をジョキンジョキンしてやりました。サッパリ。4連休最終日に祖母とナイブズ・アウトを観ました。俺の4連休終わっちゃったよ。俺の4連休は終わりますが以下、あらすじと感想。


85歳の誕生日を迎えた世界的ミステリー作家のハーラン・スロンビーは豪邸でパーティーを開き、翌朝、遺体となって発見された。刑事と共に名探偵のブノワ・ブランが屋敷へ訪れ、パーティーに参加したハーランの家族、看護師、家政婦達の全員が容疑者となり、捜査の中で様々な事実が明らかとなっていく。


CMを見て、クリス・エヴァンスがあまりにもクソと連呼していたのでてっきり、ミステリーコメディかと思ったのですが、滅茶苦茶ちゃんとしたミステリーでした。でもコメディ要素もあります。でも、話は本格的なミステリーです。資産家の主人が屋敷で殺され、容疑者は家族と使用人なんてあらすじを読む限りミステリーのテンプレもテンプレなのですが、割と最初の方でオチを持ってきます。古畑任三郎の様な展開になります。大胆。しかし、勿論それだけでは終わらず、事件の全貌を知れるのは最後となります。きっちり張られた伏線を回収していますし、登場人物も多くても然程、困る事がなく、本格的と言っても私でも理解出来る解り易い内容ですし、ネタバラシの様な展開が序盤であっても謎は残り、最後はどうなるのだろうと引き込まれてしまう気軽に観れるミステリーです。ミステリー作家が最後は自らがミステリーとなってしまう、何とも皮肉が効いていると言うか、しかしながら、全てを知った後だと実にミステリー作家らしい死だと言うかハーランの人柄を良さも相俟って巧妙な悲劇でした。御勧めなミステリーです。キャプテンの印象が強いクリス・エヴァンスの別の姿も見れますし、白いセーター越しからも隠せない筋肉も見所です。筋肉セーター。



(詳録200810)