その人が最初、敵チームで卿を使うと判っていたからとは言え、チーム戦で初めて卿と当たったのに。二回ともサドンデスで負けてしまった。すみません、卿。私が無力なばかりに。すみません。すみません。強くなります。チーム戦でよく自分の姿を見失います。目の前に居るだろうが。これでよくしょうもないミスをしてしまう。ぬわぁあ、くそおぉおぉおおお。凹む。あ、でも、違う乱闘ですがチーム戦で王子では駄目だったけど卿ならいけたんですよ!めっちゃ卿の調子が良かったんですよ!やっぱり、チーム戦で王子以外にも卿を使っても、駄目だ!駄目ったら駄目だ!いや、でも現に私は結果を、それは味方だった人の御蔭やろ。………そうですね。ハイ。調子に乗ってすみません。息を吸ってすみません。王子か卿か忘れましたが、初めてメテオが成功して滅茶苦茶嬉しかったです!ハイ!多分、王子。多分、撃墜されたのが卿。でも正直、あんまり意識してやってなかった。多分、あの瞬間私に何かが取り憑いたんだと思います。取り憑いたて。少女革命で言う決闘者に舞い降りて無敵の力を与えるディオスの様なものですよ。特定少数にしか解らないネタを言うな。メテオの精霊獣が取り憑いた。メテオの精霊獣て。てか精霊獣て。何故、精霊で止まらず、獣をつけた。


妹壱号が帰って来ました!手紙も今日届きました。残念レター。帰って来たのは嬉しかったのですが。嬉しかったのですが、何故君の手元、携帯獸白があるのだい。君の誕生日プレゼントに買ったのは黒だった筈だよ。黒だった筈だよ!何か御母サンが白も買ったらしい。いやぁ…それはどうかと私は思いますが。買ってしまったものなら仕方ないですけどね。さぁ、新たな冒険の旅に行くがいい!行ってくればいい!それから御帰り!


今日、壱号が帰って来る前の御父サンと私の不毛な会話にて。





私「帰って来たら誕生日のお祝いしてあげんにゃろ?」


父「しばく。」


私「何で!?」


父「何もしてへん奴の誕生日を何で祝わなあかんねん。」


私「何もしてへんて、花背行ってたんやから仕方ないやん。誕生日やったらケーキの蝋燭の火、消したいやん。」


父「蝋燭の火を消す前に俺があいつの命の灯を消す。」





壱号の誕生日はちゃんと祝ってあげました。





(詳録九月二十三日)