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必要とされることもない








一緒に住もうと言われたとき
心臓が大きく鳴って、それからゆっくりと止まった。
死んでしまう
何故かそう思って、息を吸おうと口を開いた。

「お兄ちゃんが好きだよ」

どうして、
息は吸えなかった。
代わりに、意味のない言葉が溢れた。


初恋だ。
初恋は実らない。
絶対に、絶対に。

「それ以上は言うな」
「分かるか」
「いいな、」

お兄ちゃんは、私を宥めて宥めて宥め急かして、最後に「よし」とだけ言った。
気の迷いだと、私が頷いたからだ。
お兄ちゃんは、どこまでもお兄ちゃんだった。

あの日から、ずっと後悔してる。
ずっと、私は初恋を抱えたままでいる。


他人のそら似

お兄ちゃんと待ち合わせ。
1番目は、もう少しで仕事が終わるらしい。
2番目と仲良く待ちぼうけることになった。

そこで、2番目の学校の友達と出くわした。
綺麗なお姉さんで、なに食べてるのってくらいにスレンダーでキラキラした人達。交遊関係が広くてびっくりします。
お兄ちゃんから紹介されたけれど、お姉さん達からは
「つねと似てないね!」
と、連発。

「あの人達、デリカシーないから。うるさかったね」
「そんなことないよ」

お姉さん達がどこかに行ってから、お兄ちゃんが苦笑いした。似てないって言われたの、気にしていますね。
ちゃんと後でフォローしてあげよう。

これからみんなでご飯食べに行きます。
今更だけど、1番目のお兄ちゃんの誕生日祝い。
本当は5月だったんだけど……忙しくてなかなかできなかったから、今日は豪華にするんです。










道端に落ちた影


amazarashi

季節は次々死んでいく


このPVがすごく好き。
煤けた雰囲気の中にある肉と血が、温くて生々しくて、生き物の色をしているから。
ただ食べてるだけの映像なんだけれど、それが気持ち悪い。

歌詞は生きてるのに、映像は死んでるかんじ。

谷川俊太郎の詩もいい
イノチはイノチを食べて生きています
イノチを食べた私はいつかイノチに食べられる
……私が美味しいといいのだけれど。




うみでしんだおんな


流木を拾いながら歩く。
梅雨入りも発表されたと言うのに、空は冴え冴えとしていた。


今日は篠束ちゃんと、作品に使う流木集めをしています。私が使うのではなくて、篠束ちゃんが使うんですけど、量が多そうだったのでお手伝い。

篠束ちゃんと仲良くなったのは、つい最近のこと
刈り上げたショートカットが似合う美人さん。
ハーフ特有の可愛らしさと、勝ち気な雰囲気が織り交ざったハイブリッドガール。

「何をつくるの?」
「呪いの人形!」
「呪い……」
「流木と釘で作る。で、天井から吊るす」
「……ふーん」

呪いたい相手でもいるんでしょうか。
それとも、これが芸術か。
よく分かりませんね。











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深夜のゲーム実況は、シナプスの死ぬ音がする

NieR:Automata

すべての存在は、滅びるようにデザインされている。
生と死を繰り返す螺旋に、私たちは囚われ続けている。
2B



ーーーーー

ただ今3周目です。


ポッドスキルを100%に解放したので、ポッドのレベルを全部4にしていこうとしています。
しかし、単純な機械集めが地道すぎます……!
廃墟都市と森林都市を行ったり来たり

NieRは心が軋むなあ
2Bが侵食されて、もう為す統べもなくよろよろと歩くしかできなかったときは、手が震えました。
9Sも、ぐずぐずになっちゃうし

壊れた世界の歌なんて聞いちゃうと、涙腺が決壊しそうになります。




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