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2013年の読書まとめと今年の抱負

明けましておめでとうございます。
昨年はたくさんのご訪問並びにコメントや拍手をありがとうございました。
今年も宜しくお願い致します。



●去年の読書記録

2013年の読書メーター
読んだ本の数:113冊
読んだページ数:36221ページ
ナイス:1210ナイス
感想・レビュー:100件
月間平均冊数:9.4冊
月間平均ページ:3018ページ

けっこう読んでました。

今年は積読本の冊数の消化から始めて、次はオールド推理小説(ドイルとかクリスティとか)を中心にミステリーな一年にしようと思っています。
あと、無駄遣いもやめたいです(頑張れ!)

暗黒童話/乙一



▼あらすじ
事故で左目を失い、更に記憶喪失に陥った女子高生の「私」は、臓器移植で死者の眼球の提供を受けた。しかし、その眼はやがて様々な記憶の映像を脳内に映し始める。
「私」は眼の記憶を辿って、眼球の提供者が生前に住んでいた町へ赴くが……。


乙一さんの長編は初めて読みましたが、うーん。
まず、佳境に差し掛かるまで主人公の記憶に関するあれこれがくどくて中弛みしてしまいました。
あと、何となくオチが読めてしまったところもある。
グロさエグさはありますが、何故かホラー的な戦慄や胸糞悪さをあまり感じず、またミステリー的な清々しさもそこまでなく……何と言うのか、無難にまとまった感。


作中に登場する“暗黒童話”を読んでみたいです。なんとなくエドワード・ゴーリーの絵本のようなイメージ。

ブラジル蝶の謎/有栖川有栖



私、もしや国名シリーズを制覇?

▼収録作品
・ブラジル蝶の謎
・妄想日記
・彼女か彼か
・鍵
・人喰いの滝
・蝶々がはばたく

国名シリーズは外れないという勝手な思い込みからなのでしょうが、全体的に何故かいつものような爽快感をあまり感じられませんでした。
ミステリ部分は綺麗にまとまっているし、火村とアリスの掛け合いも面白いのですが…。

何となく「暗い宿」(同じく火村シリーズ)に似た雰囲気を感じました。
推理のためにある物語というより、推理を通して人間を見るというような。
もっとこう、擬態語っぽく表現すると“ぐわんぐわん”しているのに“シャッ”とするような推理物が好きなので(うーん、余計伝わらない気がする)、要するに今作はあまり好みではありませんでした。





“ぐわんぐわん”のくだり、書かない方がよかったな(笑)

小説風予測変換

通っているブログさんが面白そうなバトンをされていたので持ち帰ってきました(笑)


小説風予測変換:ミステリー編


()の中に書いてある文字を入力し、予測変換で最初に出てきた言葉を入れて物語を完成させて下さい。


「(謎)は全て解けた」
探偵・(みたいな)山(高)彦は一同を見渡し、最後に(登場人物)恵を指差した。
「(ハリーポッター)はお前だ」

(登場人物)恵は(必要な)汗をかきながらもキッと(高)彦を睨みつける。
「私が殺した?どんな理由で?」

(高)彦は淡々と続ける。
「お前は被害者と初対面だと言ったが、それは(器)だ。お前は被害者に(洋服)を握られていた」
「一体…なんのこと…」

「被害者はお前が(目)を(変換)したと知り、脅迫していた。毎月(81)万円の金を要求していたことは調べてある」

(登場人物)恵はまだ諦めない。
「どうやって殺したの?現場の全ての窓と扉には(可能性)がかかっていて、誰も(ディスプレイ)することはできなかった」

「その(謎)も解けている。お前は事前に用意した(素晴らしい人物)を(布)することにより、密室を作り出したのだ」

(登場人物)恵はがっくりと膝をつき、(面白そうな)粒の涙を流した。
「金だけじゃない…あいつは私の(問題点)まで要求してきた!あまつさえ…(普通郵便)まで…」
追いつめられた女の悲しき姿だった。

回す相手→フリー


まさか登場人物・恵がハリーポッターだったなんて……恐らくこれは重大なネタバレですね(笑)


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刑事のまなざし/薬丸岳



通り魔により植物状態に陥っている幼い娘を持つ刑事が主役の短編連作。

真相には意外性がありますが、事件物(刑事物)というよりは、主役の刑事(名前は忘れました)を中心としたヒューマンドラマみたいですね。

周りの人物の目線から物語が描かれているので、主役の刑事がいかに素晴らしい人物かがよく分かります。
皆さん、最終的には主役の刑事を慕いますから。それほど素晴らしい人物なんですね。
ヒューマンドラマと言っておきながら、それと矛盾する表現かもしれませんが、主役が神様級の人物(とにかく人が良い)なので、私は好きではありません。
その分構図はわかりやすいのですが。

中には後味が悪くなるような話もありましたが、短編でもなかなかボリュームがあるのでまぁ満足はしています。