黒い猫は黒猫

ドンキでピアッサー探してたらなんか知らん兄さんらが案内してくれて、制服じゃないけどバイト上がりの店員かと思ったら店員じゃなかったという珍事。

階段の踊場でフロアガイド見てたら、階段の上から声かけられた。
｢なに探してんの？｣
｢は？｣
｢なに探してんの？｣
｢…ピアッサー｣
｢ピアッサーってなに？あ、ピアスあけるやつ？この上の階だよ｣
｢マジっすか、あざーす｣
で、横すり抜けようとしたら、先頭いかれて、ピアッサーのとこまで連れてかれた。
うぜえ。
このときの私の困惑ったらないからな。

で。
いや、あんたらなんなんですかって思ってたら、
｢いや、こいつがね、可愛い子がいるっていうからここは活躍しなきゃって思って！｣
と言われ、あ、これ教育のなってない店員じゃなくてたぶんナンパってやつだと。

なんなの最近。
もてきかっこわらいなの。
しかも私を目当てにしてたのは案内してくれたお前じゃなく連れなのかよ。
このパターン多いけど、ナンパってえてしてそういうものなの？

おっさんのときは
｢こいつ男子校出身で奥手だから云々｣と、連れのキャッチが声かけてきたし。
今回は
｢こいつアメリカから帰ってきたばっかで友達いないから云々｣と。
あーはいはいお友だちなら歓迎ですよーって白目むきたい心持ち。

で、仕事が音楽でどうこう、プロデュースがどうこう、アメリカで人気がどうこう、明日のイベントがどうこうと色々話され。
自己PRがお上手ね、さすがアメリカかぶれ。
とか思いながらピアッサー選ぶのに夢中で話も半分くらいしか聞いてなかったけど。

イベントやるから興味あったら来てくれとのこと。
詳細送るからラインのID教えてとか言われて。
これナンパじゃなくて営業だなと思いながら教えた。
行くかどうかはともかくイベントはちょっと興味あるし、奴等のいうイベントの話が盛ってなくて本当なら楽しそうだし。
彼らのいう文字通り友達になったら普通に楽しそう。

ま、予想と違って面倒だったらブロックすればいいしな。
SNSって便利。
なんか、あんまり目も気持ち悪くなかったから、たぶん平気。
まあ全然顔とか覚えてないんだけど。
そもそもやつらが2人だったか3人だったかも覚えてないけど。
ピアッサー選ぶのにこいつら邪魔だなと思ってたら、気づいたらライン教えた人以外いなくなってたし。
ライン教えた奴がじゃあねって言ったときは一人だったな。
半分寝ながらドンキ徘徊してたから、全体的に記憶がおぼろげ。


私はイベントを主催するような人には興味があるらしく、そういえば夏に会った人にもアドレス教えたな。
アドレス撒きすぎじゃね？
バカじゃね？

スタバで隣座ってて、私が持ってたアートイベントのパンフ見せてって言われて。
そのまま1時間くらい喋って、イベントやったりするっていってたからアドレス交換したわ。
そういえばあの人からも飯行こうとかメールきたな。
今考えたらあれもナンパだったのかもなと。
結構歳いってたけどな。
その人からは今でもイベントの告知がたまにくるけど、結局面白くなさそうだったから行ってない。

にしても私、自分のアドレス撒きすぎ。
イベントって餌でつられすぎだろ。
ちょろすぎる。
相手が男ならそれなりにちゃんと自衛しなきゃいけないんだろうな。
私に女である自覚も相手が男だという意識も薄くても、向こうはそうじゃない可能性の方が高いんだから。

あー。
やだなー。
イベント主催者がみんな女ならこんなこと考えなくていいのにー。
イベントやったりするから、今度誘うねって言ってくれた女の子とはすごくいい関係ができてるのに。
でも私の生きてる世の中は性別重視だから仕方ない。

そういう楽しい関係を築ける人募集。
性別ありきの関係は続かないからいらないの。