スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

花のねがひ

おなじくは
あかぬこころにまかせつつ
ちらさで花を
みるよしもがな


1594年2月15日に豊臣秀吉が催した吉野の花見で政宗公が詠まれた歌です。

吉野の花見では
「はなのねがひ=花願」
「はなをちらさぬかぜ=不散花風」
「たきのうへのはな=瀧上花」
「かみのまへのはな=神前花」
「はなのいはひ=花祝」
のお題で歌を詠まれています。


一昨年この吉野の歌会の資料「吉野懐紙」を仙台市博物館で見ました。

政宗公が小倉百人一首を書かれたものを先に見ており、字の美しさは知っていましたが、とにかく政宗公の字の上手さに目を奪われました。
また、「侍従政宗」と署名しているのですが、「侍従」を大きく書きすぎて「政宗」が詰まって小さくなっているところが、なんだか人間臭くて好きです。


あと、当時13歳の小早川秀秋が物凄く達筆で驚いたのを覚えてます。

そして徳川家康の字が子供の字のような、よくいうと素朴で、意外というか…らしいというか…という字でした。
(このお三方は直筆でした)


昨日からの風と今日の雨で満開の桜が散り始めてしまっています

今年の桜は1日でも長く咲いていて欲しい気持ちです。


そしてまた、仙台市博物館に行ける日がきますように。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2011年04月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アーカイブ