Nさんの膝枕を借りて
話を聞いていた。


彼は
私の髪をサラサラと撫でながら優しい声で話す。



『Nさん!
そういえば、聞きたいことがあったの。』


『なに?』


『長い髪と〜、短い髪、どっちが好き?』



『ぁ〜、髪ね……

別に似合ってればいいと思うけど。

ぷくぷくさん、よく髪留めてたじゃん。
サメみたいに歯のいっぱいついた…』


『歯?(^o^;』


あぁ、
バンスクリップのこと?


そうそう、
Nさんと同じ職場だった頃、
いつもそれで留めてた。



『オレ、
あれが好き(*^^*)

ピッと留めて上げるの。』



『あれ、簡単でいいんだけど、
私、うなじがあまりキレイじゃないのよね。』


『なに?
50年くらい洗ってないの?( ̄∇ ̄)』



『そうそう…

って、そうじゃなくて〜(^◇^;)

カタチが悪いの!』



『オレは好きだけどな。』



この夏は、


サメの歯で髪を留める日が増えそうです。
(*^^*)