Nさんのお母さまのプレゼントが
すぐに決まっちゃったから、
時間が余ってしまった。
なので
洋服でも見てみようと
ショッピングモールに立ち寄った。
特に目的もなかったけれど、
気になるサンダルを見つけたから履いてみた。
濃色と淡色
どっちにしようか試し履きしながら迷っていたら、
Nさんは少し離れた場所からジーッと見ながら、
『今日の服にはこっちのがいいよ。』
『じゃあ、こっちにするわ。』
次はブラウスとスカート。
私は黒は着ない。
何だかつまんなく感じるのと、
似合わない気がして…
色を迷っていたら、
ディスプレイしていた服を見てNさんが言った。
『この組み合わせ、ちょっと着てみて!』
黒のブラウスに、
若草色寄りの落ち着いたグリーン。
着たことない色だし、
地味にならないかな…
似合わなかったら
Nさんにクレームをつけよう。
試着すると、
ぁ… ちょっと大人な感じ。
『色白だから、黒も似合うよ(^-^)』
フィッティングルームの前のスツールに腰掛けて、Nさんはニコニコしてる。
『これ、ください。』
荷物を持たせて、あちこち引っ張り回して申し訳ないから、
Nさんの服も一緒に選んだ。
自分の好みだと偏っちゃうから、
Nさんの意見も聞いた方がいいわね。
そういえば 娘に言われる。
『ママ、似たようなのばっかり買ってるよ(´-ω-`)』
次のデートは、
Nさんセレクトでお出かけしよう♪
Nさんはプレゼントを選ぶのが苦手らしい。
私へのプレゼントも、
すごく真剣に悩んで決めてくれてるみたい(^^;)
申し訳ない…
そういう人多いけど、
私はワクワクして楽しいから好き。
昨年から、
Nさんのお母さまの誕生日プレゼントを一緒に選んでる。
お母さまは、
私の誕生日の3日後だ。
温泉旅行の帰りに、
プレゼントを買いに行った。
昨年 バッグとスカーフをプレゼントしたら、
『あなた(Nさん)が選んだんじゃないわね
( ̄∇ ̄)』
と、お母さまに言われたらしい。
今年のテーマは
リラクゼーションにしたら?
と提案してみた。
家の両親が最近ソファを買って 寛いでいるのを見て参考にしてみた。
ゆったりとテレビを見られるソファとか座椅子とか…
『あ、それいいね!
よく思いつくなぁ(^^)』
回転する座りやすいイスを見つけたので即買い。
さっそく気に入って座ってるらしい。
来年のプレゼントを選ぶのが、
今から楽しみだわ。
『今日は、
食べたい物を食べたいだけ食べていいよ!』
Nさんが
そんなアマいことを言うから、
その通りになっちゃったじゃないの。
前から行ってみたかったオシャレなカフェでランチを取り、
デザートのパンケーキまで頂いた。
道後の素敵なホテルにチェックインしてから、
しばしお昼寝。
夜も美味しい食事を頂いて、
もう二人のお腹の中は隙間もない。
『これはヤバいね(^^;)
少し散歩をしよう。』
道後の街を散策してお土産を買った。
歩きながら、
今度はあそこの居酒屋に行こう!
あの店で地ビールを飲もう! って。
『また道後に来るの?(^^;)』
『そう。
シーズンごとに来てもいいよ。
オレの誕生日も道後にする?笑』
Nさんの誕生日は真冬だから、
冬の温泉街もいいね。
浴衣を着て、
手をつないで歩いてくれるのなら…